記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
友人同士でお互いの得意分野を持ち寄り、起業をしようと思って動いてきたのですが、最近、お互いの意見が異なることが多く、私が遠慮してしまい、先が不安になってきています。
言いたいことが言えないので、後悔することになるのではないかと心配です。
● 回答
起業する時に「仲間がいたらどんなに心強いか」と思うかもしれません。それが同じ志を持ち、話が盛り上がる相手ならモチベーションも上がるでしょう。ですが、残念ながら、同じ志や目標に見えるものは、時間が経つにつれて変わっていくもの。或いは最初から違っていることがわかってきます。
特に熱量とスピード感は人によって差があるため、ストレスの原因になります。意見交換に感じる話し合いも、希望に相違が出てくるようになります。その分、より良いものが見つかると思えるか、今の質問者様のように遠慮や我慢をするようになってしまうか、そこが分かれ目になります。どちらかに負担が偏ると、役割分担と思っていたものが不満に変わります。
今、違和感に気づかれたことは、良かったのかもしれません。本当にその相手と一緒にいるべきなのか、早めに一それぞれが自立した上で協力し合う業務提携に切り替えるか、判断する必要があるでしょう。
起業家は自由に好きなようにやりたいものです。たまに相談する相手が欲しい時もありますが、基本は自分の意志で進みたいのです。そこに制約が発生するようでしたら、早めにコンビは解消した方が良いでしょう。人間関係で悩んでいるようでは、仕事は上手くいきません。
業務提携にすれば、自分の意志で動けますし、細部のこだわりはそれぞれの采配でできるようになります。すれ違いも最低限で済むでしょう。どうしても折り合いがつかない時は、他に頼むだけです。
ビジネスは遊びではありません。情に流されない判断が大事になります。友達同士でやるのは止めておきましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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