起業したい人が知るべき、今注目の経済学者【成田悠輔さん】の3つの名言

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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成田悠輔さんは、今最も注目されている経済学者と言っても良いでしょう。成田さんをひと言で表現するなら〝天才〟だと思います。東京大学を首席卒業、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得、そして現在はイエール大学の助教授という素晴らしい経歴をお持ちです。

成田さんは、経済学者、教育学者、起業家(半熟仮想株式会社代表)、コメンテーター、研究者、など、多くの肩書きを持っています。メディアで見ない日は無いと言っても過言ではないでしょう。テレビ、YouTube、そしてオールナイトニッポンZERO、ファッション雑誌の表紙まで、その活躍の場は広がるばかりです。

時に皮肉混じりに、予想もしないエッジの効いたコメントを出す成田さん。しかし優しい声のためなのか、それとも丸と四角のユニークなメガネのせいなのか、彼の個性的な視点に悪い印象を持つ人は少なそうです。成田さんに惹きつけられている人は、私の周りでも増える一方。私も「成田さんなら何と言うのだろう・・・」といつも彼の言葉に注目しています。

このコラムでは、そんな成田悠輔さんの発する言葉の中から、起業を志す人が知るべき名言5選をご紹介します。
 

ポイント イエール大学って?

【成田悠輔さん】の3つの名言

アメリカコネチカット州ニューヘイブンのイエール大学。そこが成田さんの本拠地です。

イエール大学とは、全米で最も長い歴史を持つ大学の一つで、1701年創設。アメリカ東部の名門8大学(アイビーリーグ)の一つであり、たくさんの著名人が卒業しています。
 

ポイント 私が成田さんの言葉に魅力を感じる理由

【成田悠輔さん】の3つの名言

インスピレーション
 

成田さんが注目される理由の一つに、その言葉に〝富んだインスピレーション〟を感じられるということがありそうです。成田さんの著書「22世紀の民主主義」の表紙にあるキャッチコピー「言っちゃいけないことはたいてい正しい」は、まさに成田さんを表わしている気がします。

言っちゃいけないことを忖度せずサラっと言う。本質をついていて、多くの人が共感する。それが成田さんの言葉の魅力ですね。
 

ポイント 成田悠輔さんの3つの名言

起業したい人が知るべき成田さんの言葉

インスピレーション
 

1.(偉いと思っている起業家なんて)ただのおっさんたち
私たちが偉いと思っている起業家も、なぜ偉いと思うのかと言えば、資産をたくさん持っているから以上でも以下でもない。そんな人が言ってることは凄いという雰囲気があり、名言だと思い込んでいる。だけど、ただのおっさんたちだ。

成田さんの言葉を要約するとこんな感じです。確かにその通り(笑)
 

2.ビジネスはそもそも器が小さい
ビジネスがらみの領域のほとんどは、ただの数字と肩書きのゲーム。無理やり数値化してゲームをするために作った仕組み。そのゲームを徹底的にプレイして、稼ぎたい、偉くなりたい、みたいなことを前面に出して欲しい。そうすることが恥ずかしい、器が小さいと思われてしまうなど心配するが、ビジネスはそもそも器が小さいもの。そんなものに人間の本質やお金にとらわれない器の大きさなどを中途半端に求めても仕方ない。

これも同意です。もっと欲を前に出す人がいた方が良いと思っています。スポーツ選手の試合後のインタビューでも「支えてくれた人たちのおかげ」的な優等生コメントが殆どですしね。起業家もビジネスにもっと熱くなって、批判など気にしないようになれると良いですね。
 

3.100メートル走の選手になりたいのか、(わけのわからない)盆踊りおじさんになりたいのかによって違う
10年単位になると、人との出会いや、偶然手に入るチャンスなどのノイズ要因が重要になってくる。変化は予測できない。定型化されたキャリアを追う場合はプランもあって良いが、新しい生き方や人と違うことをやる軸で言うと、戦略を立てても仕方ない。深く考えずに目の前の仕事に取り組み続けるのも良い。盲目的に目の前のことに取り組み続けることが一番価値を創り出す。つまり、100メートル走の選手になりたいのか、(わけのわからない)盆踊りおじさんになりたいのかによって違う。

会社員の方々の相談に乗っていると、確かに「まず全体像を知りたい。ステップを示して欲しい」と言われることが多いです。これはまさに、100メートル走のルールで戦う場合の考え方ですね。起業に関して言えば、法を順守するのは当然ですが、それ以外にルールはなく、常識や慣例を無視することで人がやっていないことにチャレンジするものです。
 

ポイント 成田悠輔さんの言葉は、あなたのビジネスにどう生かせるか?

【成田悠輔さん】の3つの名言

インスピレーション
 

成田悠輔さんの言葉には、多くの起業経験者が共感できるものが多く含まれています。上であげた3つも冗談のように聞こえますが、かなり本質をついています。

特に3番は、これから起業したいと思っている人に知って欲しいことです。これからやることは「会社員という決まったルールの中で戦う100メートル走選手から、起業家という新たなルールを作っていく、レールを敷いていく人へとポジションを変えること」ということを理解しておくと、依存心もなくなるでしょう。

これからも成田さんの言葉に注目です。随時アップデートしていきます。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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