記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
英語教育で起業したいと考えており、準備を進めています。英語を教える塾をやるか、家庭教師や通信教育を軸にしていくか、迷っています。
このような状態で起業に進んで良いのでしょうか? 英語の授業で成功した人は、新井さんの周りにいますでしょうか?
● 回答
英語は今もこれからも習得が必要な言語ですし、教育熱は衰えることはないでしょう。
AIが進化すれば、言葉の壁は世界からなくなる可能性も高いですが、それでも自分の言葉で喋りたいと思う人は多いですし、ビジネスのシーンで英語が必要になる場面もたくさんありますし、観光旅行に行った際も英語で少しコミュニケーションをとりたいと考える女性もたくさんいるでしょう。
小学校で英語の授業が始まったという変化があり、将来的には英語が話せる人の割合が圧倒的に多くなる可能性もありますが、日本の英語教育ではその辺もどうなるのかはよく分からないですね。
というわけで、ある意味で、究極の自己啓発でもありますし、基本的には良いビジネスネタだと思います。
ですが、英会話の塾となると、今はオンライン英会話も当たり前で、固定費をかけて行う塾(店舗型)が、どれほどの収益性を維持できるのかは考えどころです。
個人でやる場合、なるべく、固定費をかけないようにすることが大切です。
また、講師はネイティブスピーカーであることが求められるケースも多いと思います。受験英語に絞るのか、 ビジネス英語なのか、 英会話の専門塾なのか、内容によっても必要となる人材や設備は変わってきますね。
英会話教室は世の中に山ほどありますので、いかに集客できるかが課題になってくるでしょう。まずは、地域密着型にして、カフェでやるか、家庭教師か、どちらかの対面教室をやりながら、オンラインレッスンも取り入れていくと良いでしょう。
私の周りにも、英語ビジネスをしている人はたくさんいます。個人相手にやる人よりも、企業相手にしている人の方が多めです。
競合が多く集客が大変なため、芽が出るまでに時間がかかるビジネスではありますが、好きであればそれを続けていくことはできると思います。
どのような人を対象にするかで戦略は大きく変わってきます。ビジネスで英語を習得しなければならない人を対象にするのか、TOEICの点数をあげたい人を対象とするのか、子供の英会話力を高めたいのか、それぞれ必要とする英語教育の内容は変わってきます。
楽しく続けられる分野に絞り込んで、まずは地域密着型で取り組んでみてください。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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