● 質問
会社を退職して、個人事業をしています。
今度法人化するのですが、自分で設立した会社からお給料をもらう場合、サラリーマン時代の厚生年金を受け取れなくなってしまうのでしょうか?
また、経営者になっても厚生年金を払うのでしょうか?
● 回答
原則として国民年金に加入している期間が10年以上ならば、受給資格はあります。
※サラリーマンでいた期間と個人事業主として国民年金を支払った期間の合計です。
経営者・従業員関係なく、厚生年金保険料、国民年金を支払った期間を合わせ10年が必要ですので、きちんとしておきましょう。
※これまでは、国民年金や免除期間等を合算して25年が必要でしたが、平成29年8月1日からは資格期間が10年以上あれば、老齢年金を受け取ることができるようになりました。
ですが、あくまでもスタートラインに立つのが10年であって、支払いから卒業できるわけではないので気を付けましょう。
※20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めないと、その分を将来の給付額から減額されてしまいます。
大学時代、或いは一カ月などのごく短期で転職した人などが、支払いを忘れていたということは意外と多いですね。
「これからも払うのか?」ということですが、法律上は法人は厚生年金に加入することになっています。
よって、これからはサラリーマン時代と同じ、厚生年金を支払うことになります。
実体として、厚生年金に加入していない法人も多く見られますが、それは違反ということになります。

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