会社員が起業して成功できる5つの法則! これだけで大丈夫

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

起業は、勢いや思いつきだけでは成功しません。成功している人には共通点があります。
 

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今回は、起業で成功するために必要なことを5つ紹介します。どれもこれからの努力や心の持ち方で、誰にでもできることです。
 

ポイント 会社員が起業して成功できる5つの法則

会社員はどうすれば成功できる?

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結局は動かないと始まらない!「行動力」

一番に、成功するために必要なことは「行動力」です。この記事を読んでいる会社員の皆さまは「起業してみたい」「経営者になりたい」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか? しかし、多くの方は「でも無理だな」とあきらめます。

あきらめてしまう理由はたくさんあります。「書籍やインターネットで情報を集めてみたら想像よりも大変そうだったから」や「失敗がこわいから」と思う人も多いでしょう。行動力は、単にフットワークが軽いだけでなく、収入が不安定になることや、社会保険が会社員ほど手厚くなくなることなどに対してリスクを受け入れる覚悟も含みます。

起業は、名前の通り「ひとりで起き上がってなすべきこと」です。思っているだけではなく、行動しなければ何も始まりません。会社員が起業するまでには、たくさんのプロセスがあります。それらのプロセスを面倒がらず、かつ怖がり過ぎずに着実にこなしていく行動力がなければ、成功させるどころか1円を稼ぐことすら難しいでしょう。

起業や独立して経営者、個人事業主になる人は、全員と言っても過言ではないくらい、リスクに対する恐怖心を抱えています。恐怖心をコントロールする力、気持ちをサポートしてくれる人を持つことで、恐怖心に負けない行動力を持つことができるのです。やる気や情熱が恐怖心を上回った時こそ、一歩踏み出すタイミングなのではないでしょうか。
 

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人マネでは遅い!「10年先を見る目」

「今人気があるもの」や「今流行っているサービス」で事業をしたいと考える人がいます。たとえば、タピオカが大流行したとき、行列をみて「タピオカで起業してみよう」と考えた人も多いようです。しかし、すでに流行が終わりつつあることで起業を目指すようでは遅すぎます。

成功するために必要なことは「10年先をみる目」です。なぜならば、独立直後から軌道に乗る人はとても少ないからです。やりたいビジネスが10年先はどうなっているのかをイメージして「先取り」の行動をすることが成功のカギになります。

10年先をみる目は、会社員時代の経験によって身につけることができます。「歴史は繰り返す」という言葉の通り、10年先を考える時には10年前にさかのぼってみれば良いのです。「大きな流行はどれくらいで新しい流行に変わるのか」そして新しい流行の共通点を考えます。さらに時代のニーズを予測することも大切です。ニーズを知るためには、毎日のニュースに敏感になり、世界や日本の動きを知っておくことです。
 

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マーケティング力は必須!「人脈とコネをつくる力」

ビジネスで成功するために必要なことの中で、一番難しいことがマーケティングです。どんなに素晴らしい技術や商品を持っていても、マーケティングができなければ成功は難しいでしょう。

マーケティングとは「売れるようにすること」です。商品の周知方法や販売方法を考えたり、自分の事業の魅力を知ってもらったりすることも、マーケティングの一部でしょう。魅力ある商品とマーケティング力の両方を持っていれば、起業で成功する確率は格段に上がります。しかしほとんどの人は「魅力ある商品はあるけどマーケティングができない」と感じています。

独立後に成功している人は「人脈づくりがうまい」という共通点があります。「人脈がある」のではなく「仕事をしているうちに自然に人脈が増えていく」人です。人脈はコネになります。コネはマーケティングの強い味方です。同じ商品でも、実績がある人や業界で立場がある人からの一言があるだけで、想像以上の市場で勝負ができるようになります。

2012年の新卒採用で、岩波書店は応募条件に「関係者の紹介状」を加えました。ほとんどの人は関係者に人脈やコネがなく、簡単に紹介状を得ることはできません。この条件には「人脈をつくる力」をみる目的があったのではないでしょうか。今は、組織や企業で働く人にも組織に頼るのではなく、自分で開拓する力が求められています。
 

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蓄えは心の余裕になる!「万が一のお金」

事業にはお金が必要です。設備投資の資金や運転資金はもちろん必要ですが、万が一に備えてお金を蓄えておくことも、成功するために必要なことのひとつです。なぜならば、失敗する人には「失敗を恐れて大胆に行動できなかった」という共通点があるからです。自分のすべての財産をつぎ込んでしまったら、失敗がこわくて大胆な行動ができません。

会社員を辞める前に、老後や軌道に乗るまでの生活資金は十分に蓄えておきましょう。そうすることで「失敗しても老後には影響がない」「生活資金はある」という安心感を持ちながら大胆に行動することができます。万が一のお金の金額は人それぞれで違います。蓄えるべき金額を考えることは、自分の生き方を考えることにもつながります。

成功している人は、事業だけでなく、自分の一生についても具体的なイメージを持っている人が多いです。具体的に自分の将来をイメージすることで、事業の規模やゴールも見えて、成功に近づくためにやるべきことも見えてくるのではないでしょうか?
 

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成功のための鉄則!「成功するまで続ける決心」

ビジネスで成功するために必要なことは「成功するまで続ける決心」です。失敗した人の共通点は「成功するまで続けることができなかったこと」です。

起業には成功するまでにたくさんの壁があります。成功してからも壁は立ちふさがっています。しかし、壁を失敗やあきらめの理由にしているようでは、いつまでたっても成功しません。何かに成功した人は、成功するまであきらめなかった人です。

成功は1年後なのか10年後なのかわかりません。10年後に成功できる未来が神様には見えていたとしても、本人に「成功するまで続ける」という気持ちがなくさっさとで諦めてしまったら、その未来は手にできません。
 

ポイント おわりに

会社員はどうすれば成功できる?

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起業して成功するために必要なことは、すべて「成功するまで続けること」から始まります。10年先をみる目があれば、時代が変わっても消費者のニーズにいち早く気づいて、生き残ることができます。人脈とコネが積み重なれば、壁にぶつかった時の助けになってもらえるでしょう。万が一のお金は、続けるためのセーフティーネットです。
 

● 質問会社員のまま起業と言いますが、どのくらいの成功率なのでしょうか?元が取れるのでしょうか?  ● 回答お気持ちとてもよくわかります。損はしたくないですよね。ですが、起業すれば必ずお金になる、とは残念ながら断言できません。時給が確実にもらえるというような保証を求める方は、サラリーマンやアルバイトの方が向いています。たとえば「空き時間を使ってお掃除をする仕事」を請け負う場合、何時間か仕事をして、OKが出れば、仕事の分の報酬が確実に受け取れます。ですが、商品を仕入れてネット販売し、売れるのを待つ...

 

これらは、今すぐ準備できないものばかりです。会社員を続けながら、一つひとつ積み上げていってください。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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