商品の返品を受け付けないことはできる?【クーリングオフ】

● 質問

ネットショップの特定商取引法に基づく表記について質問です。

不良品は返品してもらうのが当たり前と思うのですが、不良品ではない場合で「相手が商品を気に入らないので返品したい」というような場合、それを断ることは可能でしょうか?
ようするに申し込み後のキャンセル、納品後の返品、交換を受けたくありません。

また、特定商取引法に基づく表記には、どのような項目を書いておけばいいのでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

不良品ではないのに返品となると、いわゆる「クーリングオフ」についてですね。
クーリングオフは、通信販売には適用されません。

よって、返品不可として大丈夫です。

クーリングオフが適用されるのは、訪問販売や電話での勧誘といった、相手にある意味での圧力を与える状態での販売に対してです。
ネットショップは、自分でじっくり選び、自分で購入ボタンを押したわけですから、クーリングオフは認められません。
(※もちろん、勝手に購入してしまうなどの詐欺サイトがあれば別なのでしょうが。)
 

クーリング・オフ
特定商取引法は、「クーリング・オフ」を認めています。クーリング・オフとは、申込みまたは契約の後に、法律で決められた書面を受け取ってから一定の期間(※)内に、無条件で解約することです。(※)訪問販売・電話勧誘販売・特定継続的役務提供・訪問購入においては8日間、連鎖販売取引・業務提供誘引販売取引においては20日間。通信販売には、クーリング・オフに関する規定はありません。

消費者庁

 

ですが、いわゆるリスクリバーサルの視点から、お客様のリスクを減らして購入のハードルを低くするために、敢えて返品をOKとすることは自由です。
 

ポイント 特定商取引法に基づく表記の項目

ネットショップ
 

特定商取引法に基づく表記で、通信販売業者(ネット販売含む)が表記を義務付けられている必要項目、事項は以下のようになります。
 

  • 販売業者名(戸籍上の氏名、または商号登記された屋号、法人の場合は会社名)
  • 運営責任者名(法人の場合は代表者の氏名または通信販売の業務の責任者の氏名、個人の場合は販売業者名のみで構わない)
  • 所在地
  • 連絡方法(電話、FAX、E-mail、担当者の携帯電話番号)
  • 営業時間・休日
  • 販売価格
  • 商品代金以外の必要料金(消費税、銀行振込手数料、送料等)
  • 支払方法・支払期限
  • 引渡し時期
  • その他(不良品の取り扱い、返品・交換、返品期間、費用負担)
  • ソフトウェアを使用するための動作環境(ソフトウェア販売の場合は詳細を書く・それ以外の場合はサイト利用の推奨OS・ブラウザ環境)

 

基本、商品の購入に必要な情報はすべて開示することが大切です。
少しでも疑問があると、お客さんは去ってしまいますし、情報が足りないとトラブルやクレームの原因にもなります。

最初に言えば説明、後から言えば言い訳、ですね。
誤解されるとトラブルになりそうなことがあるのでしたら、事前にしっかりと謳っておきましょう。
 

もうひとつポイントとしては、販売価格などの情報は商品によって異なるでしょうから、その場合には、「商品説明ページにて明記」と記載しても大丈夫です。
 



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