バイクのパーツの販売で起業しようと考えています。

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

バイクのパーツの販売で起業しようと考えています。

古物商という扱いになるかもしれませんが、一部の車両に特化した中古車販売と、オリジナルパーツの販売をしたいと考えています。

実際にリサーチをしてみても、一定の車両に特化したそのような業者は存在しており、管理人自体がネットで販売をしていて店舗は存在していないというケースも見られました。

実は、私自体がバイクメーカーに勤めています。このため知識が豊富にあり、また売れ筋などもわかっているという利点があります。もちろん私はバイクが大好きで、愛着もありますので、続けることに、また万が一売れなくても、バイクを扱っていることを後悔するような気持ちにはならないと思います。

またマニアが多く存在する一部車両に特化することで、幅広くパーツを揃えなければいけないリスクを回避できる上に、単価も高く維持することができると考えています。

今後、ホームページを制作し、車両の紹介やパーツの紹介、ツーリング情報の掲載を行いメルマガを発行して行こうと考えています。オーナー達とのコミュニケーションを密にする双方向のコミュニティ運営を考えています。同時にヤフオクなどでどのようなパーツが売れているのか、売れ筋もチェックしていきたいと思っています。

ある程度コアな客がリスト化されてきたところで、オリジナルパーツの開発に着手したいと考えております。最初はここまで手を広げず地道にやって行く予定です。

店舗を構えずネットだけで活動することを考えていますが、会社バレがやはり心配です。やってみないとわからないことばかりですが、アドバイスがあればお願いします。
 

起業前質問集
 

● 回答

お考えは現実的であり、車種を絞り込むというあたりも業界では常識だと思いますので、とても良いものだと思います。

ただ、バイクの販売台数はかなり落ち込んでいるようですね。一分のニュース記事ではピーク時の1割などという話もありました。それに伴いパーツ屋さんも淘汰が進んでいるのではないでしょうか?

私自身はバイクに全く乗らないので、業界に明るいわけではないのですが、時流に乗っていない分、苦労があるかもしれまん。しかし、逆に希少価値が生まれる場合もありますので、十分にリサーチする必要があると思います。
 

バイク
 

さて、バイクのパーツメーカーは自動車に比べればもちろん規模も小さい上に、街のショップ希望のパーツメーカーもある混沌としたマーケットです。従いまして、特にオートバイの世界では車種を絞ってマーケティングをすることは重要です。

過去の販売量が多く、熱狂的と言えるようなマニアユーザー層がいる車種に限定していくことは、大切な戦略と言えるでしょう。

また、オークションサイトなどで売れ筋の部品をチェックするということですが、これも非常に大切なことです。是非実践してください。
 

バイク
 

どの車種の部品がどの程度の価格で落札されているのか、流行は何なのかなどをしっかりと把握することで、様々な仮説が立てられることと思います。人気のある車種はマニアがブログを書いていることも多いでしょうから、そのような人たちがどのようにカスタマイズをしているのか、どのようなこだわりを持っているのかなどをチェックしていくことも必要ですね。

またネットに限らず様々な雑誌に目を通すことも大切です。大手が手を出していないニッチな部分に着目して、オリジナルを開発できれば、勝機はあるだろうと思います。

自分でアイデアを出し切れない場合には、誰かが先に開発して出品しているものを真似ていくという戦略も考えられるでしょう。その商品をさらに完成度の高いものに磨き上げ、価格を安くすることができれば良いわけですから、ある意味いたちごっこのようなやり方ですが、最初はこのような手法をとる人もたくさんいらっしゃいます。
 

● 質問バイク好きなため、バイクに関するビジネスをしようと計画しています。ツーリング情報、イベント、サーキットライディングなどを考えています。気になるのが、私はバイクメーカーに勤務しており、開発、品質管理の仕事をしています。また、仕事関係でバイク関連の様々な企業秘密レベルの情報を得る立場にもあります。もちろん、そんな情報を出したり書いたりするつもりはありませんが、自社製品について評価をした場合にどんな影響があるのか、或いは、そもそもこのビジネスをしていて会社に誤解されることがないか、心配してい...

 

逆に単価が下がりすぎている物からは撤退しましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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