BtoBコンサルティングで会社員のまま起業できる?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

個人経営飲食店の集客コンサルタントで起業を考えています。小さな飲食店とは言え、BtoBになりますので、最初は小さく始めるためにPDFの販売から始めます。

私は食べ歩きが趣味な上に、飲食店をやっている友人が多いためこの案に行きついたのですが、私の友人たちのような飲食店の悩みはコロナ禍の今もそうですが、昔からずっと「集客」であり、クーポンを発行しないと新規のお客が来ない、広告ありきになっていることが苦しいと言います。

ですが、大手ステーキチェーンの廃業や苦境などから見ても、クーポンの乱発は定価販売ができなくなるという大きなリスクがあります。正直な話をヒアリングしてみると、クーポン雑誌やサイトに広告を出さずにやっていきたいと考えているところは多く、ですが、どうにもできないというのが本音のようです。

そこで私は、そのような媒体に頼らずに、リピート客を育成してお店を安定させる方法を提案しようと考えています。商品はPDF販売を考えていますが、無料情報と有料情報の区分けや、その他どのような商品が可能かのアドバイスをいただきたく思います。
 

起業前質問集
 

● 回答

PDFだけですと、正直、売れないかもしれませんね。もう少し手をかけないと難しいかなというのが率直な印象です。

まず、無料情報と有料情報の区分けについてですが、日本ではネット上の信頼性の薄い情報にお金を払うということが少ないです。今後も定着しないかなぁ・・と思います。

となれば、やはりもう少し手をかけて、実際の対面やオンライン面談、せめて電話相談にチャージするようにするのが良いでしょう。ネット上の情報は無料で、対面相談、診断、提案などが有料というモデルです。YouTubeなどから情報を発信して興味を持ってもらい、お問い合わせをいただく流れを構築してください。

問題は、有料のコンサルをする場合に、診断、調査、支援、代行、管理、いろいろな作業が発生しますし、打ち合わせも必要です。会社員のままできるのかどうか、そこを考えないといけません。
 

● 質問社会保険労務士の資格を活かして、企業向けのコンサルを目指したいと考えています。 新井さんは、会社員のうちはBtoCビジネスの方がやり易いとおっしゃっていますが、そうした方がいいでしょうか?また、BtoBの場合、一人では日中対応できないのでパートナーが必要と考えています。どのように見つけたらいいでしょうか?  ● 回答社労士であれば、就業規則を作ったり、人事労務のコンサル、BtoBなら活躍できそうですね。ただ、国家資格であっても競争は激しい(仕事がない)のが今ですので、マーケティングも頑張らないといけま...

 

顧客が飲食店であれば、打ち合わせは朝の時間であったり、お店が終わってからの時間になるでしょう。その時間にどのように対応できるのか、休業日に合わせて訪問できるのか、なども検討する必要がありますね。

有料PDF販売はできればそれがベストですが、やはり売りにくいと思います。ではどうすればいいのかと言えば、やはり「Kindle化」でしょう。YouTubeからKindle Unlimitedに誘導し、DVDやコンサルに誘導していくことが考えられます。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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