記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
現在、本業の会社からのお給料の他に、おかげさまで約300万円の収入があります。 確定申告で会社に副業がばれないようにしたいのですが、方法を教えてください。
● 回答
確定申告が原因となり会社に副業がバレてしまうケースは、殆どが住民税の支払い方法の選択ミスにより起こります。
会社は年末調整後に、市区町村に給与支払報告書を提出します。市区町村は、これに基づき税額を計算し会社に通知し、会社はこの通知に従って、毎月のお給料から住民税を天引きすることになります。
その金額が増えていると、経理担当者が「あれ?なんで?」となり、副業に気づかれるケースがあるということです。
それを回避するためには、確定申告の際に「普通徴収」を選択してください。これは確定申告書を見ていただくのが一番わかり易いですが、チェックマークを入れておくだけです。
ここで「特別徴収」にチェックをすると、市区町村は副業で発生した住民税を本業の会社に通知し、会社がお給料から天引きすることになります。つまり特別徴収の意味は「この人は会社のお給与以外の副業からも住民税が発生しますので、本業分の住民税と合算して天引きしてくださいね」と会社に通知して、会社が住民税を徴収するということになります。
ですので、本業の会社に副業を知られないようにするためには「普通徴収」を選択しましょう。そうすれば、本業の給与分の住民税は天引き、副業分の住民税は別途納付となり、自宅宛に納付書が送られてきます。会社には通知が行きません。
ですが、何事も絶対にということはなく、滅多にないことですが、役所がミスをすることだってゼロとは言えません。ですので、何度も確認するようにすることと、最悪会社に知られてしまった時に慌てず対処できるようにイメージだけはしておきましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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