何のビジネスを始めたらよいのかわからない人へ

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

「起業をしたい!」と考える人はたくさんいます。ですが「何をするの?」と訊いた時、まともな答えが帰ってくることは殆どありません。当然ですよね。それでいいんです。
 

起業準備
 

起業、独立、時間と場所から自由になる・・・多くの人がそんな言葉にはあこがれますが、何を仕事にすればそんな生活が手に入るのか? わかっている人はとても少ないです。

ここでは、それを見つける方法をご紹介します。ぜひやってみてください。
 

ポイント インターネット・本で学ぶ

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ネット
 

起業についての情報は溢れていますが、正直、良いものは少ないです。起業塾も多いですが良いものはとても少ない。理由は、講師や著者の経験が浅いことです。そのビジネスでしか成功したことがない、やったことがないことを教えている、など。

例えば「会社員のまま起業」「好きなことで起業」いろいろな切り口がありますが「実際に教えている人がそれで成功していたのか?」「どんなビジネスの経験があるのか?」となるととても疑問です。
 

ポイント 自分のやりたいことから考える

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カフェ
 

やりたいこと、そして、ありたい姿、こんなことから考えるアプローチです。「どんなことをやりたいのか?」「どんな生活をしている自分でありたいのか?」そこから逆算して仕事を選んでいきます。

子供の時から思っているのか、先週読んだ本に影響を受けたのか? 自分の夢を改めて知ってみましょう。「夢をビジネスにする」ことは、起業18が最も得意にしているスタイルのひとつです。

ここでのポイントは、夢を自分のキャリアアップと考えないことです。夢は夢。今の延長線である必要はありません。収入が減ってでもやりたいこと、手に入れたい生活をイメージしましょう。自分の夢が世間から見てどうかとかも、一切気にしないことです。その感想すら訊いてはいけません。
 

ポイント 人が求めていることを調べる

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検索エンジン
 

人が求めること、それはつまり、今のあなた、或いはかつてのあなたが求めていたことです。アイデアがないのなら、すでにあるものに着目し、その改善を考えることから始めてみましょう。「手間暇を省くこと」これがもっとも原始的なビジネスの種です。忙しい人が最も望んでいることは何か? それが一番簡単なビジネスです。

宅配、交通機関、家電、全てがその発想からスタートしています。それをやってあげる、教えてあげる、あなたが貢献できる形に変えてみるだけで、人から価値を評価されるようになります。難しく考えないこと。アイデアが出にくい場合は、まずは自分の手間暇を省くために欲しいことを考えてみましょう。何が必要ですか?
 

ポイント 俯瞰してみる

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リサーチ
 

半径一メートルの世界にヒントが見つからない場合には、思い切って鳥の目線になって世の中を見下ろして見ましょう。自分の住んでいる町が求めているもの、存在、知恵、知識、場、いかがですか?

世界中のどこかにある商品、サービスを、自分の町に運んできたらどうなるでしょう? ネットがあれば、簡単に世界の情報にアプローチできます。大きな組織である必要もありません。

物販であれば、日本のカメラなどは海外で高い人気があります。モノやサービスを動かすだけで、新たな価値を生むこともできるのです。
 

ポイント 仕事をする場所にこだわってみる

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個人
 

例えばハワイで働く、自宅で働く、沖縄で働く、など、場所を制限してしまうことで、ビジネスを選んでいく方法もあります。ネットがあるのですから、何だってできるはずです。

「その場所に行って何をするの?」そんなことを考えれば、次第に選択肢も狭まってきます。満員電車に乗って会社に通勤するだけが仕事じゃありません。

お勤めの会社に「自分だけ好きな場所で働きたい」と言ってみたらどうなりますか? ちなみに、私は過去に、テレワークをしたいと会社に申し出て、見事に一蹴されました。でも、それでもいいんです。言えたことが良かった。やめたいという気持ちがさらに湧き出てきましたから。
 

ポイント フランチャイズに参加する

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フランチャイズ
 

フランチャイズは「とりあえず独立したい」しかも、最初から出来上がったビジネスモデルを買いたいと考えている人に向いています。完全独立とは言えませんが、子会社社長のイメージは味わえると思います。

すでにある事業に出資する形なので、失敗の確率が低いことが一番の利点です。ただ、本部との相性やサービスの良し悪しがあるようなので、評判をよく調べてから参加してください。

ビジネスリスクが高いものと低いものがありますが、高いものでは、クリーニング関連、中古車販売関連、運送関連、飲食関連、塾関連、このあたりは競争も激しいようですね。
 

ポイント 自分のアイデア・発明があるなら

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自分のアイデアがすでに明確にある人なら、それで突き進んでしまうのも悪くありません。ですが、売れているものを研究することも忘れないでください。売れているものが売れるのです。

今売れているものの改良、今あるものの改善、あなたが好きなことで求められているものを、もっと求められるようにすることを考え抜きましょう。あなたが生み出した製品やサービス、言葉を商標登録し、それをベースにして商売をする。そんな方法もあります。
 


 

いかがでしたか? いつどんな事業を始めるか? それは常にあなた次第です。あなたが起業より遊びを優先していれば、あなたはいつまでも起業なんてできないでしょうし、遊びを全くしなければ、人の心はわからないでしょう。何事もバランスです。

成功を目指すのなら、まずはあれこれ考えながら走りましょう!


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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