
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
女性に対して「紅茶」について教え、販売していくことを考えています。
それぞれの好みをチェックシートでヒアリングし、その人に合う紅茶をお届けします。
将来的には、チェックシートのデータをもとに、紅茶を自動的に選定できるシステムを構築したいです。
また、安定的な仕入れ先も探していきたいと考えています。
● 回答
素敵なビジネスアイデアですね。紅茶は嗜好性が高く、パーソナライズとの相性が抜群です。
さらに、AI時代の現在においても「人の好みに寄り添う」サービスは非常に価値があります。
パーソナル紅茶診断のシステム化は可能か?
結論から言えば、十分可能です。AIや複雑な技術がなくても、「条件分岐ロジック+データベース」で構築可能です。
たとえば:
- 「甘い香りが好き」→「フルーツ系のフレーバーティーを提案」
- 「カフェイン控えめが良い」→「ルイボスやハーブ系を提案」
- 「朝に飲みたい」→「目覚めに合うアッサムなどを提案」
こうしたロジックを組み込むだけでも、十分にパーソナライズ体験は作れます。
将来的に診断結果に応じた「定期便」や「サブスク商品」への展開も視野に入れられます。
仕入れ先は「国内×少量×信頼重視」で
最初は在庫リスクを避ける意味でも、国内の小ロット卸がオススメです。
探し方のヒント:
- 「紅茶 卸 小ロット」などで検索/li>
業務用紅茶を扱う問屋/li>
日本紅茶協会の加盟業者/li>
食品展示会・地域フェアなどの出展企業に問い合わせ
徐々に数量が読めてきたら、海外からの直接輸入(スリランカ、インド、中国など)も視野に入れましょう。
ただし輸入業務は、品質チェックや食品衛生法対応なども発生するため、慎重に。
AIチャット時代に「人が寄り添う提案」の価値が高まる
今、多くのECサイトでは「あなたへのおすすめ」をAIが自動表示しますが、まだまだ本当に欲しいものをピンポイントで提案することは苦手です。
一方、「紅茶診断→ぴったりのお茶が届く」という流れは、機械的ではなく体験価値が高いです。
このような「感情に寄り添った体験設計」は、今後ますます求められていく分野でしょう。
スタートの手順まとめ
- チェックシートを紙 or フォームでテスト配布
- 回答パターンを収集してロジックを整理
- 自作 or 外注で診断システムを構築
- 紅茶を少量から卸仕入れ
- WebサイトやInstagramでブランディング開始
補足:ストーリー設計も大切に
紅茶は単なる飲み物ではなく、ライフスタイル・気分・癒やし・贈り物など、感情的価値がとても高い商品です。
「その人の1日に寄り添う紅茶」
「自分を整える時間をつくる紅茶」
など、世界観を含めてブランドを育てていきましょう。
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