記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
あれこれ迷走を繰り返し、起業準備を始めてから半年が経とうとしていますが、まだ起業ネタさえ決められずにいます。
毎回、勉強会の日程が近くになると、仕事の予定が入ってしまい、それを理由にサボってしまっています。
このままでは一生起業できないと思い、ここで思い切って、何か一つでもビジネスとして成立しなくてもいいので始めることが大事だろうと考えています。
一番簡単な起業は相談に乗ること、と新井さんがよく言っていますけれども、コーチングやカウンセリングについて勉強したことがないのですが、可能でしょうか? どのように始めたら良いのでしょうか?
● 回答
確かに、相談に乗るビジネスは、誰にもできるビジネスです。どんな人でも、後輩や友達、家族の相談に乗ったことはあると思います。それを悩んでいる人たちのために提供すればいいのです。
もちろん、相談にはカウンセリングやコーチング等のノウハウがあった方がいいのかもしれませんが、相手の気持ち思いやり、相手のために質問をし、相手の話をよく聴いてあげるなど、当たり前のことを繰り返すことができれば十分です。
大事なことは、資格ではなく、「あなたがそれ(カウンセリングやコーチング等)をする資格のある人間か」です。自分の実績、体験エピソード、成果の約束、お客様の変化(実績)が示せることが大切です。
起業前でお客様がいない場合には、無料モニターでとにかく経験を積むことからです。
実際、資格スクールに行っても、そのような作業を繰り返し練習することになります。あなたがすでに、人の相談にたくさん乗っているのであれば、改めて資格を取る必要はありません。
まずは相手の話をよく聞いてあげること、そして共感、承認してあげること、興味(情報収集)のためではなく、相手の為になる質問をしてあげることをすればいいだけです。
共感とは、自分が納得いかないことでも無理やり賛成するという意味ではなく、相手がそう思っているという事実を認め、受け入れるということです。
やってはいけないのは、あれこれと詰問し、ズケズケと「私はこう思う」などとアドバイスをしてしまうことです。これは、上司が部下にやることで、やられる方は嫌な気持ちになることが多いものです。
そのような基本的なスキルは本を読めばわかります。ちょっと基礎を知ってから、タイムチケットやココナラなどのサイトを使って、悩みを持っている人の相談に乗ってあげることから始めてみましょう。
その体験をベースに、ホームページやSNS、ブログで発信をして、徐々に自らの顧客を得られるようにしていければ、立派なビジネスに育っていきます。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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