記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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皆さんが「5年後」「10年後」「20年後」と、将来のことを想像してみたとき・・・
- 今の仕事スタイルのままでいいのか?
- 本当にこの会社に居続けていいのか?
という疑問を抱くことがあると思います。実際、当サイトを訪れる方の多くが、そんな気持ちを抱いていらっしゃいます。
今のあなたが持っている選択肢は大きく分けて3つあります!
- 自ら起業する
- 別の会社や職種に転職する
- 今の会社に残る
それぞれ違いがあり、得られるメリットやデメリットも異なります。起業・転職・会社に残る。それぞれの選択の違いを知れば、自ずと答えは出るはずです。
自分のやりたいことで成功を収めたい人は起業
転職と同じくらい身近になってきた「起業」という選択肢。一昔前であれば、ものすごくハードルが高いことのように捉えられていました。しかし、今や起業は誰にでもできる、思っているより簡単なことなのです。
起業をすることとは
起業とは、自分で新しく事業を起こし、その事業で生計を立てていくことをいいます。
とはいうものの、特殊な技術や特別な資格を持っている必要はありません。多くの方がサラリーマンやOLを続けながら起業の準備をされています。私は、そういった方々に起業18へ参加していただき、起業したいという気持ちをサポートさせていただいています。
また、「起業家」は「企業家」とは似て異なるものです。企業家は企業があってこそ成り立つ存在ですが、起業家は企業を必要としません。会社を設立しなくても事業を起こすことはできるのです。
起業のメリット
起業にはこのようなメリットがあります。
- 今の会社や仕事を辞めることなくスタートできる
- 年齢に左右されない(定年がない)
- 成功すれば年収が大幅に上がる
- 会社組織に束縛されない
- 生きがいや人生の目標が見つかる
起業は自分でビジネスを生み出しますから、成功も失敗も仕事のペースや内容も、すべて自分自身にゆだねられることが特徴です。
ここで知っておいていただきたいことが、起業=独立ではないということです。独立は会社を辞めて事業主として独り立ちする、いわゆる「フリーランス」のような働き方を指しますが、起業というのは、今の仕事を続けながらスタートすることも可能なのです。
内容によっては、サラリーマンやOLとして働きながら、朝晩30分で事業を回すこともできます。最初は小さい規模でスタートし、軌道に乗った頃に独立するということも可能なのが大きな特徴です。
起業のデメリット
一方、起業には以下のようなデメリットもあります。
- 収入を得られない可能性がある
- はじめは信用がないに等しい
- 社会保険の負担が増加する
特に多くの方が気になることが、金銭面での不安です。会社を辞めてから起業した場合、事業が波に乗るまでは収入面で不安定になりがち。起業してしばらくは売り上げが0ということもあります。
その状態を打破できるかどうかは、会社を辞める前に十分な準備期間を設けたかどうかがカギとなるでしょう。仕事を得るルートや集客ノウハウなどは、できる限り早いうちに身に付けておくことが重要です。
こんな人は起業することをおすすめします!
- 自分のやりたいことを新しくはじめたい
- 会社組織に囚われたくない
- 人生に生きがい、刺激が欲しい!
スキルや資格を活かしたい人は転職
転職を考えるきっかけは人それぞれですが、今の職場や仕事に不満を持っているか、自分のスキルや技術に磨きをかけたいと感じているかのどちらかである方が多いでしょう。転職サイトやイベントも多い昨今、一度は転職を考えたという人は多いのではないでしょうか?
転職をすることとは
転職とは平たく言えば「仕事を変わること」ですが、変わる対象となるものには「会社」と「職業」の二つが挙げられます。例えば、同じクリエイティブ系の職種であっても、会社を変えることは転職といいます。
また、正社員からアルバイト、パートに変わることなども転職の一つです。転職と一言でいっても、さまざまなケースがあるのが特徴的です。
転職のメリット
以下のようなメリットが考えられます。
- 今の職場や仕事の不満が解消される
- キャリアアップ、スキルアップにつながることがある
- 待遇や条件が良くなることがある
- 人間関係が一新できる
約束されたメリットではないですが、場合によっては転職があなたの人生を好転させる大きなきっかけになるでしょう。あなたを評価する人間が変わることで、今までの会社で認められなかったスキルや技術が認められ、昇進や昇給が望めるかもしれません。
転職のデメリット
それでは転職のデメリットを見てみましょう。
- 新しい職場や仕事の不満が現れる
- 待遇や条件が悪くなることがある
- 年齢に左右される
- 人事評価がリセットされる
前の会社のやり方と転職先のやり方とが大きく異なるという可能性は大いにあります。転職先のやり方に慣れるまでに時間がかかり、精神的なストレスを抱えてしまうことも。
また、スキルの証明となる資格を持っていなければ、転職しても良い条件が得られないことはざらにあります。特に、年齢を重ねれば重ねるだけ求められるハードルも高くなるはず。
転職するということは、働く環境が変わるだけでなく、あなたを取り巻く人もガラッと変わるわけです。今まで積み上げてきた社内の人事評価がすべてゼロになる、ということも頭に入れておかなければなりません。
こんな人は転職することをおすすめします!
- 今の職場にある不満から逃れたい(他は満足)
- 職業を変えずに職場(人も含めて)だけを変えたい
- 新しいスキルやキャリアアップを目指したい
会社に残る
会社に残る、すなわち起業も転職もしないという選択肢はどうでしょうか。
当サイトを訪れた方の多くは、少なからず起業に興味があるということ。本当に今の会社に残るという選択でいいのか、一度ご自身の心に問いかけてみると良いでしょう。
会社に残ることとは
会社を辞めたいと思うタイミングは人それぞれですし、もちろん、辞めたいと思う理由も人それぞれ。いずれにしても、会社に残るということは今の状況に何の変化も起きないということです。
- 給料が安い!
- 人間関係に疲れた、大嫌いな上司がいる
- 仕事にやりがいを感じられない
というような不満を抱えていても、解消することはできません。
会社に残ることのメリット
会社に残ることのメリットをまとめましょう。
- リスクが少ない
- 順調にいけば、定年まで安定した収入が得られる
- 会社に残りながら起業の準備をすることが可能
会社が倒産寸前などの特別な状況にない限り、起業・転職と比較してもっともリスクの低い選択肢だといえます。
会社に残ることのデメリット
会社に残るという選択肢は、一見保守的なように思えますが、全くリスクがないわけではありません。
- 給与や待遇が悪化する可能性がある
- リストラにあう可能性がある
- 年齢とともに転職が難しくなる
会社に残ることにもデメリットはあり、中でも中高年のリストラは社会問題にもなっています。再就職ができず、家族を養わなければならないという例も実際にあります。
こんな人は会社に残ることをおすすめします!
- 高リスクな選択肢は避けたい
- スキルや技術などに自信がない
- 今の職場や職業に大きな不満はない
今の自分自身に最適な選択肢を選ぶ
起業・転職・会社に残る。今すぐに選択肢を決める必要はないです。ただ一つ言えるのは、失敗を恐れすぎないこと。リスクを避けたからといって、失敗を避けられるとは限りません。
また、転職や会社に残るという選択肢を選んだとしても、起業の選択肢が消えたわけではありません。起業はあなたが思い立ったらいつでもできる、ということを忘れないでください。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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