記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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起業準備を進めていくと、半年~1年後にホームページを作るステージに入っていきます。
実際、スマホが普及している現在、スマホ対応のホームページを持つ重要性は大きく、殆どの会社や個人事業主がホームページやブログを持っています。
ここでは、会社や個人にとってホームページが大切な理由と、ホームページ制作業者を選ぶときのポイントを解説します。
ホームページが大切な3つの理由
消費者はネットから情報を得る
スマホが普及したことにより、商品を買いたい時や、特定の会社について知りたい時、その場でスマホを見ることが多くなってきました。この記事を読んでいるあなたも、スマホやPCで起業の情報を得るために検索をされたと思います。
消費者庁発表の2018年のデータによると、商品を購入するときに信頼できる情報源として、1位がテレビ、2位が口コミサイトという結果です。次いでSNS、企業や商品ブランド等のWebサイトが参考にされるとなっています。ネット上の情報が見られていることがよくわかりますね。
スクリーンショット出典:消費者庁「口コミサイト・インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果(2018年9月19日 三菱UFJリサーチ&コンサルティング)」
私たちができることは、お客様のためになる誠実な情報を、SNSやホームページなどから発信することです。
ホームページはビジネスに必要な情報を発信できる場
消費者が情報を得るために何かを検索した結果、あなたのホームページが検索上位に表示されれば、多くの情報を伝えることができます。
テレビCMや電話営業、折込チラシなどは、多額の費用が必要となるだけでなく、時間的・物理的制約もあるため、伝えられる情報は限られます。ホームページを作っておけば、工夫次第で、商品の紹介や関連情報、起業理念から口コミまで、幅広く網羅して発信することができます。
それにより、消費者が自分にあった商品なのか判断しやすくなり、購買やファン獲得につながることもあるでしょう。
とりあえず無料でも作れる
起業のタイミングで、ホームページにかける予算がない場合や、時間が足りない場合は、無料ブログを利用しても良いでしょう。カスタマイズすることで十分に情報発信はできますし、後でホームページを作った時にも、サポートツールとして役立ちます。
消費者が見たときの信頼度は、やはり無料ブログよりも、きちんとしたホームページの方がベターですので、早めに構築するようにしましょう。
また、ドメインが古い方が検索に有利と言われているため、早めに独自ドメインを取得してホームページを公開すればSEO対策にもなります。その後の拡張もしやすいので、可能であれば「このビジネスでいく」と決めた段階でホームページを作成しましょう。
ホームページ制作業者選びの5つのポイント
ホームページに求めるものを確認しておく
ホームページ作成業者を選ぶ前に、まずは自分がホームページに求めるものを確認しておきましょう。
デザイン性を一番大切にするのか、費用の安さを求めるのか、保守対応を重視するのか。ホームページに求めるものは、起業する業種や自分の価値観によって異なるはずです。
自分が求めるものを明確にしておくことで、数あるホームページ制作業者の中から、自分に合った会社を選びやすくなります。まだ、イメージがぼんやりとしている場合は、同業他社のホームページや、使いやすいと感じるページを参考にして、大切な要素を書き出してみるのも良いかもしれません。
ホームページ制作業者の種類を知っておく
ホームページを持つ人が増えたことにより、制作会社もとても多く誕生しています。
デザインを得意とするフリーランス、プログラミングに長けた専門会社、保守点検にも力を入れている大企業など、会社の規模・業務範囲・得意分野は様々です。
項で確認した、自分がホームページに求める要素に合わせて業者を選択しましょう。
以下に、ホームページ制作業者の大まかな分類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介しておきますので、参考にしてください。
- システム開発・Web制作会社系:
Web制作やシステム構築を専門に行っている会社で、知識やノウハウが豊富。 - メリット:細かい仕様やに対応可能でメンテナンス体勢が整っている。
- デメリット:費用が比較的高い。
- 個人・友人系:
基本的に一人か少人数で制作している会社で、友人の場合は融通がが利く。 - メリット:費用が比較的安い。
- デメリット:メンテナンスや保守対応が弱くスキル差がある。
- コンサルティング・マーケティング会社系:
Web以外の領域から参入している会社で、ネット集客が得意。 - メリット:廃業や経営不振のリスクが少ない。
- デメリット:ホームページ制作は下請けに外注する場合もある。
デザイン重視なら社内デザイナーのいる会社
ここからは、ニーズ毎に業者の選び方を説明します。
個性的なイラストや写真を使いたい場合や、色合いやレイアウトにこだわりたい場合は、社内デザイナーのいる会社を選ぶのがおすすめです。具体的には、Web制作専門の会社や個人のWebデザイナーに依頼するのが良いでしょう。
Web制作専門会社を選ぶときは、打合せ担当にデザイナーがいると自分の要望が伝わりやすくなります。可能であれば、打合せに同席してもらいましょう。
個人のWebデザイナーは、人によってデザインスキルや作風の差が大きいため、事前に作品の雰囲気を確認しておくことが大切です。
また、打合せの際、曖昧なイメージは伝わりにくいので、作りたいホームページのデザイン例を調べておいたり、必要な要素を言語化しておくことも重要です。
機能重視するならシステム開発会社系
高額投資が必要になりますが、WEBサービスを中心としたビジネスをする場合には、システム開発会社系がおすすめです。社内に蓄積された豊富なノウハウを用いて、要望通りのホームページ設計をしてくれるでしょう。
また、サイト公開後に起こりうる不具合に対応してくれるかどうか、その体勢が整っているかどうかも重要なポイントです。どこまでメンテナンス対応をしてくれるのか、確認しておきましょう。
機能を重視する場合は、システム設計のスキルはあっても、アフターフォローの体勢が整っていない場合が多いため、個人に依頼するのは注意が必要です。
集客力を重視するならマーケティング系
ホームページ作成の目的がネット集客にあるのでしたら、マーケティング系の会社に依頼するのがおすすめです。
ただ、デザイン会社ではないため、WEBデザインはテンプレートを利用することが多く、細かい融通は効きません。ですが、アクセスを集めるためのコンサルティングをしてもらえますので、ネット本来の意味から言えば、このような制作会社がお勧めです。
また、自分で更新できるようにしておけば、維持費用も安く済みますので安心です。
自分に合った業者選びを!
以上のように、今では多くの人がスマホを利用しており、ホームページの持つ重要性はますます大きくなっています。
ビジネスの土台を構築するためにも、適切なホームページ運用が欠かせず、そのためにはパートナーとなる良い作成業者を選ぶことが大切です。じっくりと検討してみてください。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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