アラフォー女性が起業するには何をどうやって、何から始めたらいい?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

厚生労働省の調査で、男女別・年代別の起業家数データが公開されていますが、女性では30代が一番多く起業をしているようです。

そんな女性たちが直面した壁には様々なものが挙げられていますが、主には・・・

  • 経営知識
  • 家庭/家族の理解(家事・育児・介護)
  • 資金調達

などがあり、約4割の女性が「相談相手がいない」と回答していることがわかりました。
 

女性起業
 

起業したい!と思うまでは良いとして「さて、どうしたらいいのかな?」という人や、実際に動いてみて壁に当たり動けなくなってしまう人が多い現実。今回のコラムでは、その「さて、ここから何をすれば?」についてお伝えします。

アラフォー女性に人気の起業アイデアが、以下の5つです。

  • ネットショップ系
  • 教室・講師系
  • コンサル・カウンセリング系
  • 在宅クリエイター(デザイン・ライティング等)
  • サロン・ショップ(実店舗)系

どれも1人で完結できる極めてシンプルなビジネスで、難しいことはひとつもありません。何を提供するのかを決めて、お金をもらって、やればいいだけです。まずはこの5つから選んでみましょう!
 

ポイント 起業するために何が必要なのか?

アラフォー女性が起業するには何をどうやって、何から始めたらいい?

女性起業
 

いきなり「明日から起業するぞ~!」って思っても「何からはじめたらいいの?」と思うでしょう。市場調査、資金調達、設備投資・・・、よくわからないかもしれません。

ズバリお答えしますと、まず必要なものは商品(サービス)なので、それを作り込むための情報が必要になります。
 

情報1:ターゲット

誰向けの商品ですか? たとえば・・・

  • 子供
  • 大人
  • 高齢者
  • 障害者
  • 性別

具体的にどんな子供なのか、どんな大人なのか、イメージしてみましょう。年齢、居住地、職業、初心者、中級者、マニア、独身、既婚、子持ち、バツイチ、酒飲み、下戸、○○ユーザー・・・などです。
 

情報2:ニーズの特定

その人のどんなニーズですか? たとえば・・・

  • 婚活
  • 妊活
  • 出産/子育て
  • ネイル
  • リラクゼーション
  • 「山ガール」「釣りガール」「歴女」など
  • 美肌
  • 温泉
  • ダイエット
  • ペット
  • グルメ

 

その人が具体的に何を望んでいるのかを言語化し、それを提供してあげましょう。

その他、価格、提供方法を決め、サービスを具体化します。銀行口座を用意したら、とりあえずスタートできますね。そんな程度で良いのです。
 

ポイント 課題は集客にあり! 心が折れないために必要なものは・・・

アラフォー女性が起業するには何をどうやって、何から始めたらいい?

女性起業
 

目標が第一・・・なぜそれをやるのか?

起業する目的がなければ、すぐに辛くなってしまいます。簡単にいかないことばかりだからです。強い目的意識さえあれば、モチベーションが落ちたとか、忙しくなったとか言っている暇はなくなります。
 

小さく始めていきましょう!

理想と現実とは違います。最初から家賃を払ってお店を出したり、上手くいくはずがないじゃないですか。やったことがないのですから。最初は小さく、徐々に拡大させていければいいのです。まずは練習!
 

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楽しいと感じることをやる

あなたが楽しいと思うことから始めることが大事です。嫌なことを努力できますか? 楽しくて仕方ない・・・そんな状況こそ、努力を超えた動きができ、起業を成功させる力になるのです。
 

流れに乗る

時代の流れはもちろんのこと、あなた自身の気持ちが乗っていくことが大事です。「自分らしさ」が大切ですね。「上司に色々言われる」「人間関係が複雑」などのストレスない環境を創りましょう。
 

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女性のニーズを狙う方が良い

あなたが女性なら、女性向け市場の方が理解しやすいかもしれません。逆の場合もありますが、「美」「ダイエット」「可愛い」「オシャレ」「香り」などは、扱いやすいかもしれませんね。
 

専門的な知識やノウハウは不要

足りない知識は、知識はあるけど集客できない先生を招けば良いだけです。税務は税理士に頼むべきです。資格や勉強に無駄な時間を使うよりは、本を買えば済む話も多いですね。
 

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ユーザー体験のある商品やサービスを優先する

全く使ったことのない、興味のないジャンルの商品は、扱うのに苦労します。あなた自身が身銭を切って買ってきた、利用してきたサービスにこそ、意見やこだわりが反映できます。
 

ネット/オンラインビジネスから考える

店舗を構えたり、紹介で集客するリアルのビジネスの方が簡単なのは事実ですが、活動にお金が掛かってしまう場合もあります。ネットからスタートし、リアルでの繋がりをネットに呼んで広げる方が得策です。
 

ポイント 時間の切り売りは止めよう!

アラフォー女性が起業するには何をどうやって、何から始めたらいい?

女性起業
 

上述のように、ネットを使った仕事を選ぶことが重要になります。

総務省の調査では、ネットの普及率は9000万人を超えています。SNSを見たり書き込んだりするだけでなく、ネットショッピングの利用者も年々増えています。仕事や家庭との両立を考えれば、ネットを活用しない手はありません。
 

女性の社会進出に伴い、独立起業する人が増えてきました。今年以降、しばらくはコロナで状況が変わる可能性はありますが、日本政策金融公庫総合研究所が実施した「2020年度新規開業実態調査」によると、女性開業者の割合は年々増加しており、1991年の調査以来、2020年では最多を記録しています。 開業者に占める女性の割合は21.4%である。女性の割合は増加傾向にあり、調査開始以来、最も高い割合となっている。出典:日本政策金融公庫総合研究所「2020年度新規開業実態調査」 (PDF4ページ) 全体で見ると女性の割合は21.4%とま...

 

Wi-Fiを持っていれば、スキマ時間に情報収集やメールのやり取りなどもできます。TikTokなどを活用して、情報を発信することも容易です。ネットで発信して集客するスタイルを確立しましょう。
 

ポイント まとめ

アラフォー女性が起業するには何をどうやって、何から始めたらいい?

女性起業
 

起業18には、たくさんの起業準備中の女性が集まって、共に夢に向かって進んでいます。そして、たくさんの女性が起業し、想いを実現しています。
 

起業を志す女性にとって、今どんな業種・職種が女性起業家に人気があるかは気になるところですね。 この記事では、女性起業家に人気の7つの職種をとりあげて、その人気の理由や人気業種に共通しているコンセプトなどを紹介します。それぞれの業種で成功した女性起業家の実例も紹介しているので、起業を計画している方はぜひチェックしてください。  女性起業家が選ぶ「3つのビジネス拠点」と「5つのコンセプト」女性の起業で人気のある業種・職種とは? 個人事業主として起業するケースが多い女性起業家は、顧客にも企業ではなく...

 

そんな成功者たちも、最初は、仕事から帰ってきた夜の1時間だけを使って「わたしの出来ること」「わたしの出来る範囲内」から始めた人たちです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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