記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
中小企業向けに、経営状況の診断、改善の助言を行う仕事をしたいと思っています。
現在、中小企業診断士、社労士、FP等の資格を有しています。ですが、具体的にこれらの知識の活かし方がわからずにいます。
このような知識で起業できるものなのでしょうか? 何をすれば良いのでしょうか?
● 回答
まず、これ以上の勉強を一旦ストップし、ビジネスの立ち上げを行いましょう。そのためには、いろいろ散らかっている知識を整理することが必要です。何を専門分野とするかです。
そして起業後は、その専門分野の情報のアップデートをしながら現場経験を積んで、信頼されるコンサルタントに成長していきましょう。
ビジネスの立ち上げですが、まずは、どのようなコンサルティングを行うのか、商品をパッケージ化してください。
- 何のために、誰に、何をするのか?(やることのメニュー)
- サービスの名称
- サービスの価格
何を売っている人なのかを明確にしなければ、相談されることもありません。
経営コンサルタントならば、まずは経営状況の診断ですね。そこから戦略の立案、具体的なプランへの落とし込み、資金の計画などがあるでしょう。それらの流れや期間、価格を明確にしておいてください。
そして、サービスの提供方法も決めなくてはいけません。オンラインでZOOMのみの場合もありますし、SNSのDMで相談に乗るようなコンサルタントもいます。或いは、毎月訪問して会議室や現場でコンサルティングを行う人もいます。
それらが決まったら、会社案内としてホームページを制作するなど、見せる媒体を持つ必要があります。それから顧客獲得活動です。
いかにして顧客になりそうな人と接点を持つか。通常は所属するコミュニティ(商工会議所など)のつながりからの紹介であったり、セミナーや無料相談から面談のアポを取ってアピールすることになります。
ネット集客なら、SNSやブログで発信することからですが、こちらは時間が掛かります。まずは人脈、リアルのつながりを重視し、同時にSNSからの発信も行うようにしましょう。
まとめますと、以下のようになります。
- 商品/サービスを明確にする
- サービスの提供方法を明確にする
- 名称/価格を明確にする
- 発信媒体を準備する(ホームページなど)
- 既にある人脈に媒体を案内する(紹介も依頼する)
- SNSでも発信する
- セミナーを開催する
- 個別相談に応じながら接点を作り、コンサルティングを提案する
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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