教員が副業禁止の環境で起業準備を進めるには?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

現在、小学校の教員をしています。公務員なので副業はできないのですが、教員は狭い世界で、最近ではやりがいを感じることがなく、音楽教室で起業することを考えています。

音楽については昔から学んできましたので、人脈もたくさんあります。副業禁止の状態で教員のまま起業準備をするには、どのようにずればよいでしょうか?

音楽教室以外にも、やってみたいことはたくさんあるのですが、全てやってみるべきなのか? ひとつに絞るべきなのか? どのように判断すればよいでしょうか?

どちらにしても副業はできないので、どのように進めたらよいのかわかりません。音楽はなかなか収入に結びつかないものだと思いますので、他に方向転換するべきかも迷っています。
 

起業前質問集
 

● 回答

順番にお答えしますね。
 

副業禁止の状態で教員のまま起業準備をするには、どのようにずればよいでしょうか?

公務員の場合、こっそりやってばれなければいいというわけにはいきませんね。ですから、お金をもらわずにテストマーケティング的にやっていくことになりますね。教室のホームページを用意したり、ブログで発信しながら、まずは周りの人にボランティア的に教えてみて感想を集め、サービスを作り込んでいくとよいですね。学校を辞めたらすぐに開業できるようにしておきましょう。
 

公務員なのですが副業できますか? 起業準備はどうすれば?
● 質問公務員なのですが副業できますか? 起業準備はどうすればよいのですか?  ● 回答公務員の副業は、一部例外を除いて「原則禁止」になっています。副業規定の根拠は、国家公務員法と、地方公務員法の2つになります。こっそりやっていても、もしばれてしまえば、会社員が食らってしまうペナルティー以上のものがあり、アウトです。一部の例外とは、株やFX、不動産投資などです。やっぱり、公務員は守秘義務はもちろん、税金をもらっているのですから、公務に集中せよということなのでしょう。では「対策はあるのか?」ということ...

 

全てやってみるべきなのか? ひとつに絞るべきなのか?

教員を続けながらの準備ですから、とても忙しくなると思います。朝晩の時間で色々なことをしなければなりませんから、最初はひとつに絞ることをおすすめします。たくさんのことをゆっくりやるよりも、ひとつのことに集中した方が成果が出るのが早くなることが多いです。ですが、後になってでも「やりたいことは全部やる」のはとても素晴らしいことだと思います。
 

音楽は収入に結びつかないので、他に方向転換するべきか?

確かに、音楽で食べていける人はごくわずかですね。ですので、音楽を教える教室だけではなく、手間のかからない、他の音楽による収入源も作っておくとよいでしょう。たとえば、音楽の知識を活かして別の講座をやってみたり、ネットで専門知識を販売してみたり、音楽教室が起動になれば、音楽で食べていく音楽教室を開く方法などもコンテンツ化できるでしょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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