記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
私が勤めているメーカーは典型的な男尊女卑で、今どき私たちのことを「事務の女の子」なんて呼ぶ三流企業です。
女性は事務職としてしか採用せず、お給料も男性より低く、事実上の役職が上がることもありません(社内的に都合よく役職名だけは付けられています)。
起業した場合もそうなのでしょうか? 世の中はまだまだ男性優位で、女性は不利なのでしょうか?
女性起業家と男性起業家で違いますか?
● 回答
起業を目指すのに性別など一切関係ありません。敢えて違いを言うなら、女性は男性より決断が早く、思い切りもいいので、私も刺激を受けることが多くあります。
2014年版とデーターは少々古いのですが・・・
女性は男性と比べ、子育てや介護等、生活のニーズに根ざした「生活関連サービス業、娯楽業」、また趣味や前職で特技等を活かした「教育、学習支援業」等の分野での起業が多い。
女性が起業したら不利なのかどうか、それは「自分次第」です。外部環境が不利ということは、昔ほどはないでしょう。
あるデータによれば、起業家とは言え7割の女性起業家はこじんまり、旦那様の収入があるためなのか、自らの年収は100万円前後でやっているのが実情です。私たちの目指すところはそこではないので、もう少し競争なども大変になりますが、女性だから不利ということにはならないと思います。
起業すれば完全な成果主義になります。男女がどうとか、一切関係のない世界です。
女性らしさを十分に生かして、横のつながりを育て、男性の支配する業界だとすれば女性として違う戦い方をして、まずは小さな成功を目指しましょう!
ジュエリー、ネイルサロン、ファッション・アパレル、雑誌、情報メディア、飲食業、雑貨店と、起業分野はいくらでもありますし、活躍している女性はたくさんいます。素晴らしい手本となる起業家のブログや著書を読み、考え方から真似をしてみましょう。
会社にいて資格を取ったり、勤続年数を伸ばしたりすることでも収入は上がりますが、小さく起業すれば失うものなど殆どありません。「女性だから」なんていう古い思考を持つ組織と心の中で距離を置いて、羽ばたいてみてはいかがでしょうか?
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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