これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?(2021年10月改定)

新井一
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

これからのビジネスを見極め、起業や経営を有利に進めるには、ポジショントークではない正しい情報が必要なことは「当たり前」の前提と言えます。

ここでは「これから来るビジネス・成功しやすい起業分野とは?(2021年10月改定)」つまり、コロナ禍で激変した不透明な時代に、どのようにスモールビジネスを考えるべきかについて、ご紹介していきます。

  • 宣言解除→第6波? まだ続くコロナ禍でビジネスが今後どうなるのか不安
  • 自分のビジネスの先行きが心配・・
  • これから起業する場合に失敗しない方向性を知りたい!

などの人のために、10000人以上の現役会社員、経営者から相談を受けてきた、そして今も毎日のように彼らと向き合っている私の経験から、現在わかっている状況について解説してみたいと思います。
 

ポイント これからのビジネスは、大きくやると失敗した時に大変です

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

安全安心
 

起業18は、小さく、リスクなく起業準備を始めることを是としていますが、初めて起業18の面談やセミナーにいらっしゃる方には、大きな起業を考えている人の方が多いです。

しかし、上場企業でさえ、続々と人員整理を始めているような今です。民間企業の平均給与も433万円余りとなり、2年連続で減少しています。岸田新総理は再分配を軸に、数十兆円規模の経済対策を打ち出しますが、まだ次の第6波が予測されています。これからのビジネス(2021-2022)は、個人で起業する場合はよほど慎重にならざるを得ず、固定費(家賃・人件費)のかかるビジネスを選択することは、とてもリスクが高くなることを認識しておかなければなりません。
 

SOHO
 

大きくやると、失敗した時に大変です。

これからのビジネスの3つの「最低限」チェックポイント:
  • 固定費(人件費/家賃)は、可能な限り少なく抑えれられているか?
  • 柔軟に変化/撤退できる余裕を残せているか?(資金/時間的制約)
  • ステイホームやオンライン化に対応できるビジネスモデルか?

ポイントは「身軽に」「いつでも」「どこでも」です。これらを揃えていないビジネスは、今の時代背景においては、力のない個人が始める最初のビジネスとしては、適していないと言えるでしょう。

ところで、いつも書いていることなのですが、どうして、ビジネスになると、素人でも成功できるって思い込んでしまうのでしょうか?

新入社員、いや、就職面接の試験に来ている大学生が、あなたの会社、部署の改革案などを書いてきたとして、それ、実行できるレベルの仕上がりになっているでしょうか? ボクシングを始めてもいない人が、世界戦のシミュレーションをして、それを実際にやって世界チャンピオンに勝てるでしょうか?
 

どちらも無理な話ですよね?
 

そして、今のこの状況。今後どうなるのかは、もう少し様子を見なければ判断できません。

こんな不確実性が高い時だからこそ、成功させるには、小さく始めなければならないのです。

では、小さくするのなら、この先10年で、どんな起業アイデアが成功するのでしょうか? あくまでも小さく始めて、実績を積むとして、こんなスタートをすれば成功するのではないか、という例を書いてみようと思います。

ポイント 健康スポーツ関連

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

オンラインダイエット
 

東京オリンピック・パラリンピックが終了し、メディアで注目される新しい競技が出てきました。たとえば、スケートボード、サーフィンなどはオリンピックで注目され、私たちの印象が大きく変わった競技のひとつです。

「やってみたい!」「習いたい!」と思う人が増えれば、それはこれからのビジネスにつながります。スケボーはケガも多そうですし、防音の必要性も考えれば、競技場の提供は新たなビジネスチャンスになり得ます。実際、茨木市役所前の「IBALAB(イバラボ)」広場では、市の公認でスケボーが滑れるようになったとのことです。民間にも様々な形でチャンスが出てくるでしょう。

このような一例以外にも、様々なスポーツにおいて、オンライン対応、対策をきちんと取りながら集まれる機会、場所を提供できれば「スポーツ健康ブーム」が起きると思います。
 

オリンピック
 

10月になり、緊急事態宣言が解除されました。多くの企業において、テレワークが減り、生活が戻っています。一方で、運動不足とか ちょっと太ったという人が増えているはずですから、ダイエット、ジム通い、健康運動ブームが再燃するでしょう。

これは第一波の時から繰り返していますので、予測できた未来です。オンラインダイエットスクール、オンライントレーニングなどが注目を浴びてきましたが、次第にリアルの場に人が戻るはずです。帝国データバンクの調査によると、自転車販売市場も拡大しているようです。
 

ポイント 環境・グリーン関連

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

エコ
 

脱ガソリン車や再生可能エネルギーなどの大きな流れは、大企業や政治がやる仕事です。新政権も環境対策を積極的に進めて来るでしょう。

ですが、個人レベルでできることは限られています。これからのビジネスでは「自分のビジネスにちょっとだけSDGsに関連する貢献を入れる」こと、そんなプチサステナブル、ミニSDGsが流行るでしょう。

消費者が「いいね!」と言ってくれること、ちょっとしたエコ、エシカル、ヴィーガン、そんなことを差別化の原動力にできるビジネスが注目されます。

たとえば、三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテルが、チーズケーキの使われないスポンジ部分を再利用したパウンドケーキを開発し、食品ロス削減に取り組んで人気化したように、メディアで取り上げられるようなちょっとしたこと、そんな配慮と工夫のあるビジネスアイデアが求められる時代になるでしょう。
 

ポイント 集客サポート

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

コピーライティング
 

特定業種に偏りはありますが、景気が落ち込みました。欧米では急反転していますが、保守的な日本ではどうなるか、まだわかりません。GoToなどの政策次第ではありますが、こんな時こそ、苦境に立ったお客様を蘇らせる「集客ビジネス」が求められます。

今求められているモノを提案できる、コンテンツを企画できる人、SNSでバズを起こしたり影響を与えたりする技術、コピーライティング、SEOなども、ますます活性化するでしょう。

景気が下がった時に 自分でアレコレ試した一次情報データを「これは効果があった!」「再現性がありそうだ!」と積極的に発信できる人は、大きな注目を集めるでしょう。
 

ポイント クリエイティブ関連

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

クリエイティブ
 

クリエイティブ関連と言っても、幅が広すぎますが、たとえば、デザイナー、デザイン関連の会社で起業するとなるとどうでしょうか? これなら問題なく小さく起業できます。

「プロダクトデザインを有名企業から受注したい」、そりゃそうでしょうが、会社員のままいきなりそんなことはできないでしょう。
 

だったら、雑貨やアクセサリーくらいから始めてみてはいかがでしょうか?
 

普遍的な形状、あるいはトレンドを捉えた、大衆に受け入れやすいデザインを考えて、外注を使って商品化して、実際に売ってみましょう。ホームデコレーション、胸から上のファッションは、もうしばらくは求められるはずです。

「プロダクトデザインと言っても、その分野じゃない!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、でも、会社員のままやるのですから、まずは練習でやってみることです。デザイナーとして実績がでてきたら、どこかの企業と組んで、たとえば工業デザインとか、本来やりたいことをやったら良いのですから。

その時は、あなたが本来やりたかった、開発における「使いやすさ」「価格」「性能」の追及など、思う存分やってみてください。

クリエイティブ関連は、AIや3Dプリンタの普及で、この先10年で大きく変わる分野です。これからのビジネスの波に乗れるのは、準備ができている人だけです。まずは、小さく始めつつ、最新のトレンドをしっかり掴んでいくことを考えてください。
 

ポイント 高品質生産農家

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

農家
 

農業も、これからのビジネスとして注目される産業の一つです。ここにビジネスチャンスを感じている人も多いでしょう。

日本の農業分野の一番の課題は、既に語りつくされた高齢化の影響です。しかし、今から少子化を抑制できたとしても、成果がでてくるまで20年近くかかるわけですから、やはり、改革は必須と言えるでしょう。

もちろん、事業化して目指すところは「高品質農業」です。農地造成、作付け効率や作業の軽減で、労働コストよりも収入を高くすることが目標となります。

欧米式の産業型大規模農産業ではなく、極めて小規模、都会であっても農家が存在し、そして地産地消していく姿が日本らしいですが、それでも、現実、全体の世帯数減を考えれば、今の騒ぎが収まった後には、再度、輸出市場を見据えた展開も必要ですね。
 

ポイント クラウドサービス

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

クラウド
 

IT、通信は進化し続けています。もちろん、これからのビジネスとして有望な分野です。AIの進化があったり、ビットコインの登場があったりと、新たな価値がブロックチェーンの中で生まれ、それが膨大な利益を獲得する事実を作りました。

今後、さらに注目の分野は・・・どうでしょうね。おそらく安定度ナンバーワンはクラウドサービスでしょう。

依然として企業の業務効率化にしか貢献できていない感じですが、これまで大企業しか手にしえなかったような仕組み、システムが、これだけ安価に普及しているのですから、この先の進化の幅も大きいのではないでしょうか?

小さく始めるクラウドサービスというと、ちょっとイメージが沸きにくいですが、プログラマーとして優れた若い人が、続々とベンチャーを立ち上げていくことになるでしょう。

また、クラウドの次に今求められているのがネットマーケティングです。広告費の予算削減から、バズ、SEOに活路を求める企業も増えてくるでしょう。顧客と商品をネット上でマッチングできるスキルは、これから先、ますます注目されるに違いありません。
 

ポイント 建物・スペース活用ビジネス

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

空き家
 

空き家活用はずいぶん前から提言されています。これからも空き家は増える一方のはずですから、民泊を始めとした空きスペース再利用ビジネスは、今後も活性化してくるでしょう。空き家を修繕するDIYビジネスなどもできるかもしれません。

今はまだ外国人の利用が期待できませんが、次第に大きなイベントやパーティーが解禁になれば急回復することになるでしょう。

空き家物件を仲介するだけの不動産ビジネスは、もうすでに飽和しつつありますから、今後は、ベンダーとして物件活用自体をプロデュースし、業態によってその設備からインフラをデザインするなど、クリエイティブ要素が重要になってきますね。

空き家を借り上げるのは、それほど大きなコストがかからない場合もありますので、いわゆる起業家版トキワ荘のような、シェアオフィス兼シェアハウスもでてくるかもしれません。
 

ポイント インバウンドビジネス

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

インバウンド
 

コロナ前は絶好調のビジネスでした。簡単に言えば観光誘致がドル箱でした。これを医療観光として、セカンドオピニオン以上の治療方法を消費者に見せる観光ツアーが、ビジネスチャンスとして話題になっていました。ですが、時代は一変しました。

日本は医療最先端というイメージでしたが、コロナ禍で大きく対策が遅れ、医療崩壊寸前まで行った現状を見れば、このブームが回復するにはしばらく時間がかかるかもしれません。ですが、時間が経てば、メディカルツーリズムの世界で、難病や高度医療技術に関して、新しい選択肢の可能性を提供する事業が続々と復活するでしょう。

世界が元に戻ったならば、インバウンドビジネスは再び成長産業となるでしょう。かつてのような、銀座に観光バスが行列するような時代はもう来ないかもしれませんが、環境変化をしっかりと捉え、たとえば英会話ビジネス、国際恋愛ビジネスなど、小さく開業できる方法を模索すれば、チャンスはいくらでもあると思います。
 

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)最終更新日:2021/10/10起業アイデアは、ちょっとした気づきやきっかけから生まれたりすることもありますが、多くは、自分自身のこれまでの経験、想いを切り抜いたものです。  自分にとっては当たり前の日常、でも他の人にとっては、貴重な、お金を払ってでも手に入れたい物や情報、サービスだったりします。会員さんのアイデアが勉強会やコミュニティ仲間との助け合いでブラッシュアップされ、事業として生み出されています。難しそうに見えても、やってみればそうでもないのです...

 

ポイント まとめ:これからのビジネスとは?

これからのビジネスで成功しやすい起業分野とは?

ビジネス
 

小さく始めるこれからのビジネスという視点で考えると、世の中の動きのど真ん中ではなく、コバンザメ的な発想で進めることこそ、成功の要と言えます。

大きな流れは、ネットニュースや新聞を読めばだいたいわかります。多くの人にとって、今は大きな動きが取れない時期ですが、動ける外資、企業は、空き店舗を安く借り上げたり、中古品を買い叩くなど、着々とこれからのビジネスのために動き出しているのも事実です。

流通もこの先数年で大きく変わってくるでしょう。同じセブンイレブンでも、店によって品揃えが違うなど、コンビニであっても個性を出し始める時代が来るはずです。

クラウド技術の発達により、情報の取り扱い方も大きく変貌することになるでしょう。多数の技術者が共同でモノを開発するようになり、製造会社もまたそのプラットフォームにアクセスすることによって、自由に商品を選んで生産する、そんな時代になるかもしれません。

個人にできるこれからのビジネスの範囲は限られていますが、時代の変化の中で、会社員のまま始められる関連ビジネスは必ず生まれてきます。それに気づけるのかどうかだけです。


記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全9冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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