
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
起業18フォーラム(運営:パーソナルビジネスブレインズ 東京都豊島区 代表:新井一)では、60代以上のときに独立・起業した方(現在経営者・自由業・自営業の方)、135人を対象に「独立・起業後の最初のトラブル」に関するアンケート調査を実施し、そのデータを分析しました。
調査概要
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
調査日
2025年9月10日
調査方法
インターネット調査
対象者条件
60代以上のときに独立・起業した方(現在経営者・自由業・自営業の方)
有効回答数
計135s
調査機関
KJリサーチ
回答者プロファイル詳細
総括
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
- 60代になってから独立・起業しようと思う主な動機は、「やりたいことがあった・独立したいと思っていた」と、「収入を得るため(年金だけでは足りないなど)」。
- 独立・起業してよかったと思う割合は計74.1%。よかったと思う主な理由は、「自分の裁量で仕事ができる」、「収入が得られる」、「楽しい・やりがいがある」。よかったと思わない主な理由は、「事業が軌道に乗らない・収入が低く不安定」。
- 独立・起業に適切だったと思う時期は、「定年前」が約50%、「定年後」が約50%と意見が分かれた。定年前が適切だと思う主な理由は、「若い方が体力・気力があるから」。定年後が適切だと思う理由は、「会社員の方が収入が安定する」「退職金を満額受け取りたい」などの経済的な内容が多くあがった。
- 独立・起業してやりたいことがあったり、大きく稼ぎたいなら、体力・気力がある若いうちがお勧め。
- 若い時に独立しておけば、仕事の幅を広げることができ、もっと成果を出せたと感じている方や、50代には必要な経験・人脈・スキルが身についているため、独立のタイミングとして適切だと感じている方が複数みられました。
- 年金だけでは足りない分を補ったり、お小遣い程度の収入をイメージしている場合は、会社員を全うし、時間ができてからでもよいかもしれません。
Q1. 60代になってから独立・起業しようと思った動機を教えてください。(自由記述をカウント)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
- 60代になってから独立・起業しようと思った動機をみると、「やりたいことがあった・独立したいと思っていた」と「収入を得るため」の割合が高い。
記述回答ピックアップ(60代になってから独立・起業しようと思った動機)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
やりたいことがあった・独立したいと思っていた
-
やりたいことがあった・趣味を活かしたかった
- 趣味と実益を兼ねて(男性60代前半/古本販売)
- やりたいことをやって対価を得たかった(男性60代前半/作家)
- 自分も施術をして気持ちよかったのでお客様に喜んで頂きたいとおもった(女性60代前半/エステシャン)
- 好きな事を事業にしたかったので(男性60代前半/建設業)
- 調理師免許を持っていたので、自分で店をやってみたかった(女性60代前半/飲食業)
- 依然と全く違う仕事をしたかったのと趣味を生かしたかった(女性60代後半/着付け教室講師)
-
社会に貢献したい
- 農業の発展(男性60代後半/コンサルティング)
- プログラミングを広めたい(男性70代前半/IT)
- まだ体が動くうちに、社会貢献をしたいと思ったから(男性60代前半/何でも屋)
-
独立したいと思っていた
- 若い頃に出来なかった独立の夢をかなえたいから。(男性60代後半/木工品製作)
- 自分の城を持ちたかった(男性60代前半/広告代理店)
- 独立したかったから(男性60代前半/アパレル小売)
- 自身でやってみたかったから(男性60代後半/営業・販売)
- 夢があったから(男性60代後半/サービス業)
- 稼ぐ力をつけたかったから(女性60代後半/物販)
- 何かしら始めようと以前から準備していた(女性70代後半/ディスカウントショップ)
- 社長になりたかった(男性60代前半/家財等整理事業)
収入を得るため
-
収入が欲しい・増やしたい
- 収入が少ないので(男性60代後半/情報通信業)
- お金が欲しいから(男性70代後半/便利屋サービス)
- 無収入になるのを回避(男性60代後半/webサポート)
- 老後の生活を考えて(女性60代後半/小売り)
- 収入を増やしたかったから(女性60代前半/雑貨の卸売)
- 小遣い稼ぎ(男性60代前半/草刈業)
-
年金だけでは足りないため
- 年金だけでは食べられない(男性60代後半/ECサイト運営)
- 生活のため(男性70代前半/農業)
- 食べるため(男性70代前半/土木)
- 年金だけでは足りない
- 老後の資金不足(男性60代前半/タコ焼き屋)
- 年金不足分を補う為(男性60代前半/マニラでBBQ露店)
- 年金を貰うまでの繋ぎ(男性60代前半/ソフトウェア)
-
収入が減ったため
- 役職定年で給料が半額になったため(男性60代後半/設計)
- 仕事がなくなったため(女性60代前半/ネットで手作り小物を売る)
自由に働きたいから
-
自由な時間を持ちながら働きたかった
- 自由な時間を持ちたかったから(男性60代前半/保険)
- その方が自分の時間を自由に使えるから(男性60代後半/ライター、塾講師)
- 自分の能力を生かして、適切な時間に仕事をしたいから。(男性60代前半/家庭教師)
-
自宅で仕事をしたかった
- 外に出て働くより家で仕事をしたいと思った(女性60代前半/クリーニング)
- 60歳をすぎて重い病気を患ったため、自宅でできることを始めようと考えて。(男性60代後半/革職人中心のクリエイター)
- 体力使わず小遣い稼ぎ(男性60代後半/動画配信)
-
自分のペースで仕事をしたかった
- 自分のペースで動ける(女性60代前半/投資)
- のんびりマイペースで仕事がしたい(女性70代前半/不動産管理)
-
自分の思い通りに仕事をしたかった
- 会社から距離を置きたかった。再雇用では面白くなかった(男性60代後半/人材紹介コンサルタント)
- 思い通りに仕事したい(男性60代後半/医療)
その他
-
経験や資格を活かしたいから
- 資格がある(男性60代後半/司法書士)
- それまでの経験を活かして自宅開業(男性60代後半/パソコン修理)
- 習得した知識とネットワークの活用(男性60代前半/社会保険労務士)
- 資格を取得して、自分の自由に仕事をしたいと考えたから。(男性60代前半/リーガルプロフェッション)
- 能力を生かしたかった(男性60代前半/翻訳業)
- 前職が教員だったから。(男性70代後半/家庭教師)
- 折角の資格を有効活用したかったから。(男性60代前半/ファイナンシャルプランナー)
- 自分の能力を生かして、適切な時間に仕事をしたいから。(男性60代前半/家庭教師)
- 前職のノウハウを活かすため(男性70代後半/コンサルタント業)
- 過去の経験を生かそうと思ったから。(男性70代前半/IT系コンサルタント)
- これまでの経験を活かしたい(男性70代前半/国際協力コンサルタント)
- 自分のスキルを活かしたい。(男性70代前半/企業のネットワーク保守)
- 資格を取得していたので(男性70代前半/税理士事務所)
- 経験を活かせる内容だったから(男性60代前半/ソフトウェア開発)
- 自身の技能が顧客の役に立つと思ったから(男性70代後半/企業広告立案・マーケティング)
- 自分の能力を最大に生かしかった。(男性70代前半/不動産コンサルタント)
- 今までの経験を生かすため(女性60代前半/在宅復帰支援)
- 自分の知識を共有したかったから(男性60代前半/コンサルタント)
-
時間ができたから
- 子育てが終わって、とても時間を持てるようになったので(女性60代前半/洋服のリメイクなど、制作活動)
- 何もしないと、つまらない(男性60代後半/システム開発)
- 時間を持て余していたから(男性60代前半/療術業)
- 暇つぶし(男性60代後半/販売)
- 自由時間ができた(男性60代前半/医療)
- 前職を辞めて自由な時間ができたので、老後資金を作ろうと思って。(女性60代前半/webライター)
- 役員退任に伴って、自由な時間が増えたため、好きな事をしようと考えたから(男性60代後半/ウェブライター)
-
仕事を続けたかったから
- 引退するのには早すぎると思ったから(男性70代前半/食料品販売業)
- 働けるうちはずっと働きたかった。(男性60代前半/アフタースクール講師)
- 会社員の時に発注先会社が少なかったので自分で起業した。(女性60代前半/建築物メンテナンス)
- まだ若い(男性60代後半/個人タクシー)
- 働きたかった(男性60代後半/介護事業者)
- 仕事をしたかったから(男性60代後半/コンサルティング)
- 定年の関係ない仕事をしたくて(男性60代前半/行政書士)
- 退職後まだ身体が丈夫だから(男性60代前半/リフォーム)
-
定年を期に思い立った
- 思い立ち(男性60代後半/清掃業)
- 定年を迎えたから(男性60代前半/システム開発技術者)
- 定年退職したから(男性60代前半/技術士)
- このままではいけないなと思い起業した(男性60代前半/投資関連)
- 心機一転(男性60代前半/焼き鳥店)
- 定年したため(男性60代後半/損害確認)
- 第2の人生挑戦(男性60代後半/小売業)
-
たまたま流れでそうなった
- 親の持っていたアパートの管理が必要になった(男性60代前半/アパート管理)
- 勤めていた会社が廃業することになったから(男性70代後半/内装業)
- 業務を委託された(男性70代前半/会議室等を管理運営)
- たまたま機会があった(男性60代前半/施設管理)
-
健康のため
- 健康を兼ねて働く(男性60代後半/果樹園の経営)
- 体力維持(男性60代後半/自動車部品販売)
-
その他
- 農地の活用(男性60代後半/農業)
- 人間関係がイヤになった(男性60代前半/清掃)
Q2. 独立・起業してよかったと思いますか。(単一回答) ※全員回答(n=135)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
- 独立・起業して良かったと思うかについて、「そう思う・ややそう思う」と回答した人の割合は74.1%。
- 「あまりそう思わない・そう思わない」と回答した人は5.2%に留まる。
Q3(1). 独立・起業してよかったと思う理由(自由記述をカウント)
※「独立・起業してよかったと思うか」の設問に、「そう思う・ややそう思う」と回答した人を集計(n=100)
- 独立・起業してよかったと思う理由をみると、「自分の裁量で仕事ができる」、「収入が得られる」、「楽しい・やりがいがある」が高い。
記述回答ピックアップ(独立・起業してよかったと思う理由)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
自由に仕事ができる
-
自分の裁量で自由に仕事ができる
- 自分裁量で仕事ができる(男性60代後半/パソコン修理)
- 自分の好きな作品を好きなように作れるから。(男性60代後半/木工品製作)
- 自分の責任で、自分で決めて、自分で好きなように仕事の組み立てができるので、自由があるから。(男性60代前半/リーガルプロフェッション)
- 経費が自由に使える(男性60代前半/広告代理店)
- 自分のスタイル及びパワーで仕事できるようになった(男性60代後半/営業・販売)
- 事業所に拘束されないから。(男性60代前半/家庭教師)
- 自分のペースで仕事ができること(男性70代前半/税理士事務所)
- 何でも自分自身で決めれるから(男性60代前半/保険)
- 思い通りにできる(男性60代後半/医療)
- 時間が自由になり気のすむまで研究できる(男性70代前半/不動産コンサルタント)
- 自分の裁量で業務遂行できるから(男性60代前半/コンサルタント)
- 何にも縛られず思い通りに出来る(男性60代前半/作家)
- 自由がきく(女性70代前半/不動産管理)
-
時間を自由に使える
- 自由な時間が増えた(男性60代前半/何でも屋)
- 家事をしながら仕事ができる(女性60代前半/クリーニング)
- ある程度時間を自由に使える(男性60代前半/アパート管理)
- 時間は自由に使えるが収入は減るし安定しないので、その辺がややマイナス(男性60代後半/ライター、塾講師)
- 自由に時間を使える(男性60代前半/技術士)
- 自由な時間配置で仕事ができるので伸び伸びできた(男性70代後半/コンサルタント業)
- 時間が自由になる(男性60代前半/ソフトウェア)
- 在宅ワークなので、時間を自由に使えるから。(女性60代前半/webライター)
-
無理せずマイペースにできる
- マイペースでやれること(女性60代前半/エステシャン)
- 自分のペースで動ける(女性60代前半/投資)
- 自分のペースで仕事ができること(男性70代前半/税理士事務所)
- 時間が自分の体調に合わせて調節できる。(男性60代後半/革職人中心のクリエイター)
- 気楽(男性60代前半/照明)
収入を得られる
-
小遣いを稼げる
- 体力使わず小遣い稼ぎが出来るから(男性60代後半/動画配信)
- 小遣い稼ぎ(男性60代後半/システム開発)
- わずかでも収入があるから(女性60代後半/小売り)
- 多少の利益あり(男性60代前半/マニラでBBQ露店)
- 暇もあります。お小遣いで、沖縄旅行をしました。(女性60代後半/メルカリ販売)
-
収入があり生活が安定した
- 生活が安定(男性70代後半/コンサルティング)
- 安定したから(男性60代前半/レコード販売)
- 安定した収入が得られる(男性60代前半/不動産貸付)
- 定期的収入が入る(男性70代前半/不動産賃貸業)
- 定期的な収入源になっているから(男性60代前半/投資関連)
-
その他
- 収入が増えたから(女性60代前半/雑貨の卸売)
- お金が貯まる(男性60代前半/建設業)
やりがい・生きがい・楽しい
-
楽しい
- 楽しい(女性60代後半/貿易)
- たのしい(男性70代前半/土木)
- 楽しめているから(男性70代前半/販売)
- 楽しいです(男性70代後半/電気工事)
- 楽しい(男性60代後半/小売業)
- とても楽しい(男性60代後半/クリニック経営)
- 好きで楽しいから(女性70代前半/家庭教師)
-
生きがいになっている
- 生きがい(男性70代後半/電気工事士)
- 生きがいがあるから(男性60代後半/webサポート)
- 生きがいがある。(男性60代前半/教育)
-
やりがいがあり、充実している
- 毎日の生活に張りや楽しみ甲斐ができた(女性70代後半/ディスカウントショップ)
- やりがいと打ち込めるから(男性60代前半/建設業)
- 何とか別天地で頑張っているから(男性60代前半/焼き鳥店)
- まだまだ勉強途中ですが、いろんなことをお客様の視点で考えられるようになり、また稼ぐ力をつけておけば、老後も心配ないと思ったから(女性60代後半/物販)
- 夢を実現した(男性70代前半/塾講師)
-
社会貢献できる
- 自分のできる事で、社会貢献をすることが実現しているから(男性60代前半/何でも屋)
- 在宅復帰を目指す方に、食事面での助言を行い、支援することが出来る(女性60代前半/在宅復帰支援)
-
自分が必要とされている実感が得られる
- 顧客からの信頼(男性70代前半/企業のネットワーク保守)
- 役に立っていると感じられる(男性60代後半/アドバイザー)
- 人から感謝される(男性60代後半/コンサルティング)
- 顧客が私を必要としてくれた(男性70代後半/企業広告立案・マーケティング)
-
やりたい仕事ができている
- 個人事業主として自分の好きな分野で仕事ができるようになったから(男性60代後半/ウェブライター)
- 自分のやりたいことができるようになった(男性60代前半/ソフトウェア開発)
- 好きで楽しいから(女性70代前半/家庭教師)
その他
-
人との関わりが増える
- いろんな人との関わりが持てたので(女性60代前半/洋服のリメイクなど、制作活動)
- いろんな人と出会った(男性60代後半/情報通信業)
- 組織では得られない広く浅い人的ネットワークを得ることができた(男性60代前半/社会保険労務士)
- 今は、ネット時代で、人と触れ合う機会が少なくなってきています。そのため、孤独になっている人が多いと感じました。そのため、心理学を学び、このように改めて60代で起業し、良かったと思っています。ただ、心労はありますが(笑)(女性60代前半/教育相談業)
- 新たな方々とのつながりも生まれ、好きなことをしていられるから(女性60代後半/着付け教室講師)
-
自分のスキルや経験を活かせている
- 能力を生かした仕事を続けているので(男性60代前半/翻訳業)
- 過去の経験や経歴が活かせるから。(男性70代前半/IT系コンサルタント)
- 自分の力、指導を試せる(男性70代前半/機械系の技術コンサルタント)
- 在宅復帰を目指す方に、食事面での助言を行い、支援することが出来る(女性60代前半/在宅復帰支援)
-
健康や老化防止に良い
- 体を動かすことが多く健康に良い(男性60代後半/果樹園の経営)
- 収入源があることと健康や老化防止(男性60代後半/農業)
- 収入、老化防止(男性60代後半/システム開発)
-
業績が良い
- 順調に営業しているから(男性60代前半/運輸)
- 成功したから(男性60代後半/サービス業)
-
その他
- 時代にマッチした(男性60代後半/抹茶の受注販売)
- 内装業が主な仕事だったけど、それ以外の工事も受注出来る様になった(男性70代後半/内装業)
- scratchで、翻訳ソフトを作れることがわかった(男性70代前半/IT)
Q3(2). 独立・起業してよかったと思わない理由(自由記述をカウント)
※「独立・起業してよかったと思うか」の設問に「どちらともいえない・あまりそう思わない・そう思わない」と回答した人を集計(n=35)
- 独立・起業してよかったと思わない理由をみると、「事業が軌道に乗らない・収入が低く不安定」が突出して高い。
記述回答ピックアップ(独立・起業してよかったと思わない理由)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
事業が軌道に乗らない・収入が低く不安定・負担が大きい
-
事業が軌道に乗らない
- なかなか収益が上がらない(男性60代後半/司法書士)
- 予想していたより現実は厳しかった(男性60代前半/タコ焼き屋)
- 結果があまりでていない。(男性60代前半/古本販売)
- なかなか黒字にならないから(男性60代前半/療術業)
- 期待していた収入が望めない。(男性70代後半/家庭教師)
- 思った以上に顧客が取れない。(男性60代前半/ファイナンシャルプランナー)
- 収入の大幅減少と自由時間の拡大と両面あるため(男性60代後半/人材紹介コンサルタント)
- 赤字続き(男性60代後半/営業活動)
- 企業務めは安定した収入があるが、独立は不安定な所得となるが自由時間が取得しやすく、なんとも言えないです。(男性60代後半/損害確認)
- あまり結果につながっていない(女性60代前半/インターネットによるサービス)
- 経営が安定しない(男性60代前半/清掃)
- やはりサラリーマンと違って収入が保証されているわけではないので(男性60代前半/行政書士)
- 仕事量が少ない(男性60代前半/リフォーム)
- 開業し1年も経たないうちにコロナの影響で、事業が進まなくなった(男性60代後半/コンサルティング)
-
精神的な負担が大きい
- 人を使うのは物を扱うより神経削る(女性60代前半/不明)
- 雇われ人の方が気が楽(男性60代後半/清掃業)
-
体力的な負担が大きい
- 気力があっても体力がついていかない時がある(男性70代前半/食料品販売業)
- からだへの負担が多い(女性60代前半/飲食業)
-
金銭的な負担が大きい
- 健康保険など自己負担が多い(男性60代前半/システム開発技術者)
- 金がかかるから(男性60代前半/アパレル小売)
-
その他
- アドミ作業が大変(男性60代前半/SE)
- 思っていなかった問題が多い(男性60代前半/家財等整理事業)
- 良し悪し両面有り(男性60代後半/コンサルタント)
Q4. 独立・起業するタイミングについて、いつが適切だったと思いますか?(単一回答)※全員回答(n=135)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
- 「定年後」に独立するのが適切だったと思う割合が47.4%。
- 「定年より前」に独立起業するのが適切だったと思う割合も同じく47.4%。
Q5(1). 「定年前」に独立・起業するのが適切だったと思う理由(自由記述をカウント)
※独立・起業するタイミングとして、「定年前」が適切だったと回答した人を集計(n=64)
- 「定年より前」に独立するのが適切だったと思う理由は、「若い方が体力や気力がある」が突出して高い。
記述回答ピックアップ(定年前に独立・起業するのが適切だったと思う理由)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
若い方が体力や気力があるから
-
若い方が体力や気力があるから
- 若くて無理がきくから。(男性60代後半/司法書士)
- 体がだんだん弱ってくるから(女性60代前半/クリーニング)
- まだ体力がある(男性60代後半/情報通信業)
- 体力があるうちに行動に移すべきだと思う(男性70代前半/食料品販売業)
- 気持ち、体力に余裕があったから(男性60代前半/療術業)
- やる気と体力、気力のバランスがとれた年代だから(男性60代後半/人材紹介コンサルタント)
- 気力、体力がある(男性60代後半/介護事業者)
- 元気に活動出来る。(男性70代前半/企業のネットワーク保守)
- 体力的な問題(女性60代前半/インターネットによるサービス)
- 体力的に少し不安要素がある(女性70代後半/ディスカウントショップ)
- からだが動くから(女性60代前半/飲食業)
- 体力・気力がより充実(男性60代後半/コンサルタント)
- 活力がある(男性60代前半/清掃)
- 体力がある(男性60代後半/小売業)
- 体力と気力があるうちに独立したかった(女性60代前半/在宅復帰支援)
- 無理が利く(男性60代後半/システム開発)
- 早い方が行動力があると思う(男性70代前半/税理士事務所)
若い方がメリットが多い
-
若い方が準備期間を長くとれる
- 準備がゆっくりできる(女性60代後半/貿易)
- ある程度の準備期間が必要(男性60代前半/タコ焼き屋)
- 定年前から綿密な準備が必要であったため。(男性60代後半/損害確認)
- 助走が必要(男性60代後半/アドバイザー)
-
若い方がリスクをとれる(やり直せる)から
- 若い方がやり直し出来る(女性60代前半/派遣)
- 若ければ、それだけ事業投資の償却期間が長く取れるので、思い切った投資ができるから。(男性60代前半/リーガルプロフェッション)
- 年を取るとリスクは堪える(男性70代前半/レコード店)
- 若いときのほうが身体もお金も動けるから。(女性60代前半/建築物メンテナンス)
- 借入金返済は若い方が良い(男性60代前半/不動産貸付)
- 早い方が挑戦できる(男性70代後半/サービス業)
-
若い方が仕事の幅が広げることができたり、成果を出せたと思う
- やるなら早くできればそれだけ幅が広がる(男性70代後半/便利屋サービス)
- もっと多くの成果を出せていたと思うので(男性60代前半/翻訳業)
- もっと幅広い業務にチャレンジできたと思うから。(男性60代前半/アフタースクール講師)
- 若くて体力がある年齢の方が大きな仕事が出来ると思う。(男性60代後半/木工品製作)
-
早いにこしたことはないから
- 早い方が良い(男性70代前半/土木)
- もう少だけ若い頃から始めたかった(男性60代後半/営業・販売)
- 早く始めたほうが、早く軌道に乗るから(女性60代前半/投資)
-
50代には人脈ができていたから
- 其なりの年齢に成るまでに、多くの取引先の人達に出会えた(男性70代後半/内装業)
- 大きくするなら、人脈があり、バイタイリティが残っているときにやるべきかも(男性60代後半/ライター、塾講師)
-
定年前に区切りの良いタイミングがあった
- 55歳の役職定年を機にすればよかった(男性60代後半/設計)
- 40代の時に転職したことがあるので(男性60代後半/営業活動)
-
若い方が柔軟な考え方や対応ができるから
- 問題に柔軟的な頭で対応出来る(男性60代前半/家財等整理事業)
- 勤務している相手の気持ちを考えながらアドバイスできる(男性70代前半/不動産コンサルタント)
-
その他
- あまり遅いと難しいかなと思っています(男性60代前半/サービス)
- もう少し若さが必要だったから(男性60代前半/焼き鳥店)
- 定年前にはある程度資金が貯められた(女性60代前半/エステシャン)
- 60前と後ではイメージが違うと思う(男性60代前半/建設業)
- 若さが必要(男性60代後半/クリニック経営)
- もう少し早めの方がすべての面で安定感があった気がする(女性70代前半/不動産管理)
Q5(2). 「定年後」に独立・起業するのが適切だったと思う理由(自由記述をカウント)
※独立・起業するタイミングとして、「定年後」が適切だったと回答した人を集計(n=64)
- 「定年後」に独立するのが適切だったと思う理由をみると、「会社員の方が収入が安定する」などの経済的な理由や、「定年後は時間や生活に時間ができるから」の割合が高い。
記述回答ピックアップ(定年後に独立・起業するのが適切だったと思う理由)
「60~70代の独立・シニア起業」に関するアンケート調査
経済的な理由
-
会社員の方が収入が安定するから
- 事業環境が読めないから定年前は勇気がいる。(男性60代前半/古本販売)
- 家族に負担かけない(男性60代前半/照明)
- 定年まで働くことで安定した生活が送れる(男性70代前半/工場管理コンサルタント)
- 生活を維持するため(男性70代前半/国際協力コンサルタント)
- 最大限、サラリーマンとしての収入は確保できるので(男性60代前半/行政書士)
- (定年後は)少額の収入でもOK(男性70代後半/コンサルティング)
- 経済的に失敗しても大丈夫な年齢なので(男性60代前半/ソフトウェア開発)
- 企業に勤めている時は独立に踏み込めない。(男性60代後半/設計事務所)
- 収入が不安定(男性60代後半/コンサルティング)
- 経済的に安定しているから(男性60代前半/コンサルタント)
-
退職金を満額受け取りたかったから
- 定年まで勤めて満額退職金(男性60代後半/パソコン修理)
- 退職金を満額で受け取れる(男性60代後半/技術コンサルタント)
- 元銀行員なので、退職金等の条件に影響を及ぼす恐れがあったから。(男性60代前半/ファイナンシャルプランナー)
- 定年までは働いたほうが、退職金等が有利だから。(男性60代前半/家庭教師)
- 退職金をもらったから(男性60代前半/保険)
-
その他の経済的な理由
- (定年後に)給与が減るから(男性60代前半/何でも屋)
- 老後の不安(男性70代後半/電気工事士)
- ある程度資金が貯まったから(女性60代前半/雑貨の卸売)
生活に余裕ができるから
-
定年後は時間ができるから
- 自分の時間がじゅうぶんある(男性60代後半/果樹園の経営)
- 暇になるタイミング(男性60代後半/システム開発)
- 自由な時間を使えるから(男性60代後半/動画配信)
- 時間ができるので(男性60代後半/webサポート)
- 時間があるから(男性60代前半/技術士)
- 自由な時間を活かせるから(男性70代後半/コンサルタント業)
- 時間の余裕がある(男性60代前半/医療)
- 時間が、作れると思いました。(女性60代後半/メルカリ販売)
- 時間が自由だから(女性70代前半/家庭教師)
-
定年後は生活に余裕があるから
- 子育てが終わってからの方が気分的に楽なので(女性60代前半/洋服のリメイクなど、制作活動)
- 余裕がある(男性60代後半/作家)
- 生活に余裕があるから(男性60代前半/ソフトウェア)
気持ちの問題
-
区切りがよいから
- ちょうど良いタイミング(男性60代前半/レコード販売)
- 一区切りついたことが、新たな一歩を踏み出せる機会になると思われるため(男性60代前半/社会保険労務士)
- 定年を迎えたから(男性70代後半/家庭教師)
- 人生の節目(男性70代前半/不動産賃貸業)
- 第2の人生スタート(男性60代前半/運輸)
- タイミングがよかった(男性60代前半/施設管理)
- 区切りが良い(男性60代前半/草刈業)
- 定年退職後だと心理的にしっかり切り替えられる(男性60代前半/作家)
-
定年まで勤めたかったから
- とりあえず前職を全うしたかった(男性60代後半/自動車部品販売)
- 会社の仕事はやりきりたかった(男性60代前半/人材派遣)
- 一応区切りをつけたかった(男性70代後半/技術コンサルタント)
- 以前は公務員として働いていたのできっちりと定年まで働きたかったのでちょうどよかった(女性60代後半/着付け教室講師)
- 定年前は働いてる企業に対して全力を尽くすべきと考えていたから。(男性60代後半/ウェブライター)
その他
-
会社員時代の経験や人脈を活かせるから
- 人脈が出来た(男性60代後半/サービス業)
- 前職の経験を生かせるから(女性60代後半/小売り)
- 過去の経験や経歴が活かせるから。(男性70代前半/IT系コンサルタント)
- 十分な自信&仕事への理解(男性60代後半/医療)
- ある程度社会を経験したほうがいい(男性60代後半/ECサイト運営)
-
その他
- 定年再雇用が終わるタイミングでたまたま仕事ができる状況があった(男性60代後半/システム開発)
- 定年後に自分の能力を試したかった(男性70代前半/機械系の技術コンサルタント)
- 会社員の方が各種手続きが楽(男性60代前半/リフォーム)
起業18フォーラムについて
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起業18フォーラムは、起業したい会社員のための会員制コミュニティです。ゼロから「会社員のまま小さく起業」するために必要な「強みの発掘」「売れる商品」「正しいビジネスモデル」を作るための支援を行っています。
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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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