
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
実家が八百屋を営んでおり、東京の八百屋や青果店に特化した「売上アップコンサルティング」で起業したいと考えています。
有料メルマガでノウハウ提供をしていきたいのですが、対象がニッチすぎるのではと不安です。
やはり、もう少し広く「店舗ビジネス全般」などにターゲットを広げたほうが良いでしょうか?
● 回答
とても良い着眼点ですね。「実家で得た経験をビジネスに活かす」というのは、説得力のあるコンテンツになりますし、競合の少ない分野での参入は戦略的にも正解です。
ただし、そのままストレートに収益化できるかというと、いくつかのハードルがあります。以下に詳しく解説します。
ターゲットを絞るのは、基本的には「正解」
「東京の八百屋・青果店」などの特定業種にターゲットを絞ることは、むしろ差別化において重要なポイントです。
一般的な「売上アップコンサル」は、すでにレッドオーシャン。でも「八百屋専門のコンサル」というだけで、検索時点から目立ちますし、「この人は業界に詳しそう」と感じてもらえます。
競合が少ない分、SEOやSNSでの上位表示もしやすいです。
検索ボリュームと市場性のリサーチが必要
とはいえ、あまりにもニッチすぎると、そもそも検索されない=集客できないという問題が出てきます。
以下のようなキーワードで、Google検索・キーワードプランナーなどで検索ボリュームを確認してみましょう。
- 八百屋 売上アップ
- 青果店 集客方法
- 商店街 野菜 仕入れ
- 店舗ビジネス 客単価アップ
「検索されていない=そもそもニーズが可視化されていない」可能性もありますが、そこを掘り起こすのがマーケティングです。
「無料メルマガ→ダウンロード資料→有料商品」の導線を設計
八百屋や青果店の経営者は、ITに詳しくない人も多いかもしれません。だからこそ、以下のようなステップで信頼を獲得していきましょう。
- ホームページ・LPを作る
- 「売上アップのチェックリスト」などの無料ダウンロード資料を提供
- 読者登録で無料メルマガに誘導
- 有料メルマガやコンサルにステップアップ
「まずは信頼されること」→「役立つ情報を届ける」→「次のステップがある」構成にしましょう。
AI時代でも活きる「現場の肌感覚」
AIでは代替できないのが、「現場の空気」や「売り場のリアルな改善ノウハウ」です。
- 商品の見せ方
- お客さんとの会話の仕方
- ポップや陳列のコツ
- 地元の仕入れ先とのつながり方
こういった「リアルな現場ノウハウ」は、AIでは学べません。
だからこそ、あなたの実体験をベースにした「小売のリアル」な情報は、価値があるのです。
将来的には「ターゲット拡張」も視野に
「八百屋・青果店」で始めても、実績が積み上がれば「他業種にも応用できるノウハウ」に広げられます。
たとえば:
- 鮮魚店や精肉店などの専門店
- 個人経営の飲食店
- 地域密着型の商店街ビジネス
- 農業×小売の直売所
最初は絞って、成果を見せて、徐々に拡大していく。これが王道です。
「八百屋専門コンサル」だからこそできる、泥臭いけど実践的なアドバイスを武器に、ぜひチャレンジしてみてください!
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!


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