記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
20代後半から40代の女性に対して、料理教室、特にクレープを焼く教室、イベントを提供しようと思います。ホームパーティーの段取りや楽しみ方をお伝えしたいためです。
長年イベント会社に勤めており、様々なノウハウを持っています。最初はイベントスペースの経営も考えていたのですが、最初は小さく始めたいと思います。
色々と悩んでしまっています。アドバイスをお願いします。
● 回答
まず、イベント会社にお勤めで、そのノウハウを売るビジネスにしないように、気をつけましょう。
会社のノウハウを販売してしまうということになると、大きな問題になることがあります。
質問者様のおっしゃいます通り、スペースの経営となると固定費が掛かると思いますから、大きな起業になってしまいます。リスクも段違いに大きくなりますので、まずはノウハウ提供、教室はレンタルで始めましょう。
まずは小さくするために、それはやらないということですので、とりあえず一安心です。
ノウハウ提供から始めて、やがてはイベントスペース(レンタルルームのようなもの)に顧客を誘導するビジネスに広げていくとして、その場合、コミュニティを持っておくとスムーズですね。
クレープ教室、パーティーを通じて、無料会員でもいいので、ゆるく囲い込みをしておくようにしましょう。LINE公式アカウントやメルマガに登録しておいてもらうだけでも、スペースを開業後にご案内できることは大きなメリットになります。
クレープ教室に人が来て、その人を次の楽しみにお誘いする仕組みを構築しましょう。イベントスペースへのお誘い、クレープFCの展開など、夢は広がります。
まず、ビジネス全体の構想を組み立て、顧客層を明確にし、ビジネスモデルを再設計した上で、販促活動を行いましょう。
ビジネスモデルは難しく考えず、クレープ教室→パーティー→イベントスペース、など、商品をご案内する順番を決めるだけでも、今の段階では大丈夫です。
また、同業他社の有無、調査なども行いましょう。他のクレープ教室や料理イベントがどのようなことをしているか、個人でやっている人はどのようにやっているのかなどを、調べるようにしてください。
大変なのは最初だけです。ここを乗り越えれば、お客様の笑顔に囲まれて、悩んでいる暇はなくなります。
どんどん進めましょう!
料理教室開業の注意点
20代後半から40代の女性のターゲット層は多忙であったり、家族の要件、キャリア、自己改善に興味があることが多いため、以下のポイントが特に重要になります。
- スケジュール遵守
この年齢層は特に時間が限られているため、クラスは予定通りに始まり、終了することが重要です。また、週末や夜間に開催するなど、彼女たちのスケジュールに合わせて開催しましょう。 - 子供の扱い
参加者によってはお子さんがいる場合があります。子供連れでも参加しやすい環境を提供しましょう。 - アレルギーや食事制限の考慮
参加者の中には特定の食物アレルギーを持っている方や、ベジタリアン、ヴィーガンなど特定の食事制限をしている方がいるかもしれません。事前にこれらの情報を収集し、必要に応じてメニューの調整や代替食材の提供を行うようにしてください。 - 実用性の強調
この年代の女性たちは、日々の生活やホームパーティで実際に役立つスキルを学びたいと考えています。簡単で美味しく、栄養バランスを考慮したクレープのレシピや、見た目にも美しい盛り付け方など、実用的なアイディアを提供することが重要です。 - 継続的サポート
クラスが単発で終わらないように、オンラインでのレシピ共有、フォローアップのクラス、上級者向けのセッション、季節ごとの特別メニュー提供など、継続的に参加できる仕組みを作ることが重要です。 - 安全と衛生
料理という性質上、食品の安全と衛生は最優先事項です。食材の取り扱い、調理場の清潔さ、個々の衛生状態など、細部にわたる注意が必要です。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
★会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!【セミナー@東京/オンライン】
★自分のタイミングで学びたい、セミナーは苦手、というあなたは【動画版】起業セミナー(特典付き)