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会社員のまま起業をする場合、悩ましいのが本名の開示。もちろん、会社にナイショで活動を始める場合には、本名は出さない方がいいですよね。でも、それって「偽名」って呼ばれちゃって、何だか後ろめたくありませんか?
ところで、タレントさんは個人事業主であることが多いようですが、ローラさんの本名は、佐藤えりさん。ショーンKさんは、川上伸一郎さん、マツコデラックスさんは、松井貴博さんです。彼らを指さして、「偽名を使っている!」と批判する人はいないと思います。
ビジネスネームって、どうなの?
芸名やペンネームはOK、でも、一般人が使うビジネスネームはNG。ちょっとおかしいですね。あ、でもショーンKさんの時は「本名じゃないの? 怪しい!」とか驚いていた人がいました。それってつまり・・・
- ローラ = 名字(姓)がない時点で、あだなというか、記号っぽい
- マツコデラックス = どう考えても芸名っぽい
上の2人の銀行口座名義が、それぞれ「佐藤えり」「松井貴博」だったことを知った時「あ、これが本名なんだ」と素直に受け入れられるでしょう。でも・・・
- ショーン・マクアードル川上 = なんとなく本名っぽい
なので、「え? 偽名なの?」となってしまったのでしょうか・・・となれば、ビジネスネームは、おもいっきり振り切ってしまう、誰が見ても芸名とわかるものにする方が、素直に受け取ってもらえるのかもしれませんね。
キラキラネームで、テンションの上がる名前がよさそうです(女性は旧姓を使う方も多いです)。
ビジネスネーム利用で、ダメなことは?
もちろん、悪いことをするので偽名を名乗るなんてのは、論外です。あくまでも、ネット上で出す名前であったり、起業したビジネスの名刺で使う名前です。銀行口座はもちろん、公的なものは全て本名を使うことは、当然のことです(そもそも、カードはもちろん、口座などもビジネスネームでは開設できません)。名義貸し(借りる)も、絶対にだめです。
お客様にご入金をお願いする時に「姓名判断で変えました」とか「芸名です」とか、きちんと言えれば、わかってもらえると思います。「ふーん・・・」と微妙な空気にならないためにも、ビジネスネームは「いかにも芸名!」という当て字なり、名前なりにしてしまいましょう!
法律的にはどうか?
ちなみに、法律的には、ビジネスネームの利用は違法ではありません。但し、特商法の表記などには、使えないと考えた方が正しいでしょう。
契約書に使えるかどうかは微妙なところで、一般的には使いません。ただ、その名前が周知されていて、当該人物との同一性が証明できる場合には認められる可能性があります。ですが、紛らわしいのでやめた方がいいでしょうね。
一般的に受け入れられている例として、芸能人が芸名を使用している場合、力士が四股名を名乗る場合などがありますし、通名を使用している人や、ビジネスネームを用いている人も少なからずいます。
このように「偽名」というとイメージが非常に悪くなりますが、これは実際のところ、また、法的にも芸名などと変わるものではありません。
尚、相手によって複数の名前を使い分けるなどの行為は、あまりよい印象を受けませんので、それはやめましょう。
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