独身で貯金も少ない会社員の起業準備は無謀? 月1万円から始める順番

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

独身で家族の支えもなく、貯金も80万円ほどしかありません。会社員として働きながら起業準備を考えていますが、こんな状態で始めるのは無謀でしょうか?

起業前質問集

● 回答

起業18フォーラム会員の高山さん(仮名・50代前半・男性・独身・地方銀行勤続28年)は、貯金80万円・住居は実家・両親はすでに他界という状態で参加されました。家族の支えがないことは、起業準備において不利ではなく、別の出発設計を選べるという意味です

高山さんが最初の3ヶ月で実行した小さな順番

高山さんは、最初に大金を投じて起業塾に20万円を払い、その2週間後に申し込みを後悔して胃痛で動けなくなったそうです。返金交渉は通らず、それでもしばらく講義に参加したものの、周囲は皆20代〜30代で家族の経済支援がある人ばかり。孤独で挫折寸前まで追い込まれ、起業18フォーラムにたどり着いた、と話してくれました。

勉強会で「貯金80万円のうち、起業準備に回すのは月5千円から1万円まで」と促されたときは正直拍子抜けしたそうです。けれど、月5千円ルールは結果的に高山さんを守ることになりました。独身で生活防衛資金が少ない人ほど、起業準備の月予算は小さければ小さいほど続く確率が上がります

  • 月5千円〜1万円の予算上限
  • 生活防衛資金の先行確保
  • 高額先払いの回避
独身・支えなしの状態で「使えるリソース」を棚卸す
家族の支えがない会社員が逆に持っている資源

  • 朝晩の自由時間が完全に自分に使える
  • 転居や生活時間の変更が誰の合意もいらない
  • 失敗の影響範囲が自分一人で完結する
  • 家族間の意見調整に消耗する時間がない
  • 本業の収入を全額自分の判断で再配分できる

私の支援現場では、家族がいる起業準備者が配偶者の理解を得るための説得に長い時間を費やすケースもあります。シングル・支えなしの方は、ここに使う時間が丸々朝晩30分の準備時間に変換できます。

高山さんが14ヶ月目で月8万円に届いた具体ルート

高山さんは銀行員として28年扱ってきた事業性融資の知識を「個人事業主向けの融資前準備サポート」として月額制で提供しました。最初の3ヶ月は知人の紹介で月額3,300円のモニター契約を5人、その後オンライン勉強会に参加して認知度を上げ、現在14ヶ月目で月額5,500円の継続契約が15人、月収約8万円。生活費は本業給与でカバーしながら、副業収入の全額を生活防衛資金の積み増しに回しています。

拙著『会社を辞めずにあと「5万円!」稼ぐ』に「ローコストで始める小さな起業」という考え方が出てきます。高山さんがやったのも、まさにこの考え方の実行でした。20万円使った塾より、月5千円の枠を死守する判断のほうが効きました。

今夜、自分の家計から「起業準備に回しても生活が崩れない月額の上限」を電卓で計算してみてください。金額の大小ではなく、その枠を毎月守れる金額に設定することが起点です。

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来月、その金額の範囲内でできる小さな試走を1つだけ決めてみてください。家族の支えがないからこそ、月1万円の小ささから始められる利点があります。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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