起業準備の不安は誰に相談する? 相談相手の選び方を経験から解説

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業準備を始めて3ヶ月になります。家族には「やめたほうがいい」と反対され、同僚には言えず、SNSで知った起業塾は高額で踏み出せません。誰にも話せない状態が続き、不安だけが膨らんでいます。

起業準備中の不安は、誰にどうやって相談すればよいのでしょうか? 相談相手の選び方を教えてください。

起業前質問集

● 回答

起業18フォーラムで支援してきた40代女性会員Sさんは、最初の半年は誰にも相談できず、夜中に検索しては不安を膨らませていました。家族には反対され、同僚に話せば左遷されるのではと怖くなる。それでもどこかに話せる場所が欲しくて、ようやく勉強会の片隅で初めて口に出せたとき「自分だけじゃなかった」と涙が出たそうです。不安の半分は「同じ立場の人と話せていない」状態が作り出しています。

拙著『起業神100則』にこんな言葉があります。「成果が出ないときの原因は『漠然』にあり」。不安も同じで、誰にも話せないと「漠然」のまま膨らみ続けます。言語化して人に話した瞬間に、不安はサイズが見えるようになり、対処可能な形に変わります。

  • 家族(パートナー):感情で反対する可能性。準備の進捗が見えるまでは詳細は控える
  • 同僚:競業避止義務リスクと噂のリスク。職場の人間関係を壊しかねない
  • 高額起業塾:120万円超えの講座は判断力が下がっているときの選択肢にしない
  • 友人:応援はしてくれるがビジネスの勘所は持っていない

では、誰に話すのがよいのか。私のこれまでの起業支援の経験から見て、もっとも回復力が早いのは「同じ準備期にいる仲間」です。失業しても電話で仕事を紹介してもらえるような強い人脈は、いきなりはできません。けれど起業準備期に同じ悩みを持つ仲間は、勉強会・コミュニティに参加すれば1ヶ月以内に出会えます。

  • 第1候補:同じ準備期にいる仲間(共感×情報)
  • 第2候補:すでに会社員のまま起業を経験した先輩(具体的助言)
  • 第3候補:中立的な専門家(税理士・社労士の無料相談枠)

不安を一人で抱え続けず、まず週1回でも同じ準備期の仲間と話す時間を作ってみてください。それだけで、頭の中の漠然が手のひらサイズに縮みます。

誰にも言えない夜が続くと、不安は本当の大きさよりずっと膨らみます。起業準備で必要なのは強い意志ではなく、話せる場所です。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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