記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員のまま物販ECで起業準備を始めて半年、ブログを30記事書きましたが、月のアクセスは100PV程度で問い合わせはゼロです。商品紹介・梱包の工夫・配送トラブルの体験談を書いてきたのですが、何を書けばお客様が来てくれるのでしょうか?
毎晩1時間使っているのに成果が見えず、続ける意味がわからなくなっています。

● 回答
総務省の令和6年通信利用動向調査では、インターネット利用者の約7割が利用時に何らかの不安を感じていると答えています。読者は「日記」ではなく「自分の不安を解消してくれる場所」を探してブログにたどり着いているのです。起業ブログが集客できないのは、書き手が日記を書いているのに対し、読者は相談窓口を探しているという、出発点のズレが原因です。切り替えるのは文章力ではなく、設計の前提です。
起業ブログを「集客装置」だと思って書き始める人ほど止まります。実際の役割は集客ではなく、相談前の不安を減らす場所です。誰が読んでいて、何を不安に思って読みに来ているのか、と置き直すと書くべき内容が変わります。
よくある誤解
- 毎日更新すればアクセスが増える
- 商品の魅力を書けば買ってもらえる
- 実績や経歴を出せば信用される
- SEOキーワードを詰めれば検索流入が増える
読者が知りたいのは「自分と同じ不安を持つ人が、どう動いたか」
物販ECを検討している読者が検索するのは「商品の良さ」ではなく「失敗の回避方法」です。「初心者がメルカリで仕入れて失敗した3つのパターン」「主婦のせどりが赤字になる典型例」のように、読者が自分の不安に直接重なる記事ほど読まれます。起業18フォーラムの分析でも、問い合わせに繋がるブログ記事の7割以上は「失敗回避」「判断基準」「他人の事例」のいずれかを扱っています。商品紹介や梱包の工夫は、買う直前にしか読まれません。
問い合わせが入る記事には「相談したい人だけが残る出口」がある
起業18フォーラム会員の桂木さん(仮名・30代後半・女性・教材販売物販・既婚・小学生のお子さん1人・夜活で起業準備)は、最初の半年は商品紹介ばかり書いて月のPVが80でした。フォーラムで「読者は商品ではなく不安を解消したい」とアドバイスを受け、記事方針をまるごと切り替えました。新シリーズは「物販を始める前に怖いと感じる10のこと」「家族にバレないかが不安な人の準備手順」など、読者の不安をそのままタイトルに置く構成です。
変更から3ヶ月で月のPVが400に伸び、記事末に置いた「同じ不安を抱えた方は無料相談へ」というリンクから、月に3件のメールが届くようになりました。現在は月5件のオンライン相談から月2件の有料コンサル契約(1件1万2,000円)が成立し、月収は本業+2万4,000円で安定しています。商品が変わったのではなく、ブログの役割を「集客装置」から「相談窓口」に置き換えただけです。
毎日更新より「読者の不安を1つ深く扱う」
拙著『会社を辞めずに朝晩30分からはじめる起業』にこんな言葉があります。「100記事の薄い日記より、10記事の深い不安解消のほうが、相談に進む読者を作る」。会社員の夜活で書ける時間は週4〜5時間しかないからこそ、薄い毎日更新ではなく、週1本の深い不安解消記事に集中してください。半年後の反応の差は、量ではなく深さで決まります。
相談窓口型ブログの基本設計
- 読者の不安をそのままタイトルに置く
- 1記事で1つの不安だけを深く扱う
- 記事末に「同じ不安の方への次の一歩」を1つ置く
- 商品紹介・実績・経歴は記事末の補足に留める
今夜のブログ作業時間は、新規記事を書かずに「読者の不安リスト10個」を書き出す作業に充ててみてください。このリストが、次の半年で書く全記事の地図になります。
起業ブログは集客装置ではなく、相談窓口です。書き手のための日記から、読者のための窓口に切り替えると、文章量は減ってもむしろ反応が増え始めます。

記事数を増やす前に、読者がブログを開く瞬間に抱えている不安を、一度紙に書き出してみてください。書く対象が見えれば、書ける言葉は自然に増えていきます。
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