記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
40代の会社員(管理職)です。組織では評価されてきましたが、起業準備を始めて「会社で通用したことが、起業では全然違う」と感じています。
営業成績を上げたり部下をまとめたりすることには自信があるのに、個人で発信したり商品を作ったりしようとすると途端に自信をなくします。
これはなぜで、どう対処すればいいですか?

● 回答
この感覚を持つ方は非常に多く、特に管理職経験者に顕著です。そしてこれには明確な理由があります。「組織の看板で動くスキル」と「個人の名前で動くスキル」は別物だからです。
「組織のスキル」と「個人のスキル」の違い
会社員として優秀な人がやってきた「営業」「管理」「交渉」は、多くの場合「会社の看板と組織のシステムがあって初めて機能するスキル」です。会社の信用・チームの補助・名刺の力・ブランドの後ろ盾が外れると、同じスキルでも機能しにくくなります。
会社の看板を外したときに残るものが「個人のスキル」です。そしてそれは、業界知識・問題解決の視点・人を動かす言語化力・現場の肌感覚など、意外と多くあります。
管理職経験者が起業で活かせるもの
40代で管理職まで経験した人は、実はかなり強い武器を持っています。ただし、その武器は「個人が直接使える形」に変換する作業が必要です。
- 部下を育てた経験 → コーチング・研修講師・組織人材コンサル
- 営業数字を上げた経験 → 中小企業の営業顧問・売上改善コンサル
- 複数部門の調整をした経験 → プロジェクトマネジメント支援
- トラブルを解決してきた経験 → 危機対応コンサルタント
「個人で発信する」が難しい理由
発信が難しいのは「自分の意見を言う習慣がなかった」からかもしれません。組織では「会社の方針を伝える」役割が主で、「自分の考えを発信する」訓練が不足しています。これは変えられる部分です。
最初は「自分の意見」ではなく「自分が現場で見てきた事実」を発信することから始めると、ハードルが下がります。「部下がよく詰まっていたポイントはここです」「営業で成果が出る人のパターンを20年見てきた」という発信は、会社員経験者にしかできない一次情報です。
「組織の看板を外したとき何が残るか」を棚卸しすることが、起業スキルの出発点です。あなたには「会社でしか見られない現場の経験」がある。それ自体が起業の商品になります。
「管理職として成果を出してきた」という実績は、個人起業では「それだけの経験値がある人」という信頼につながります。組織での成功体験をマイナスに捉える必要はありません。変換の仕方を学ぶだけです。
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