記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
介護士として10年以上働いてきました。施設介護と在宅介護の両方を経験しており、ケアマネの資格も持っています。
この経験を活かして起業したいと思っているのですが、どんな方向性が考えられますか?

● 回答
介護士として10年以上の実務経験とケアマネ資格があれば、起業の選択肢は十分あります。「介護の経験は専門職にしか使えない」と思いがちですが、実際には幅広い事業モデルに転用できます。
介護職経験者が起業に活かせる強みは、技術よりも「現場で得た課題解決力」にある。施設の運営・家族の不安対応・制度活用の知識は、そのままビジネス的な希少価値になる。
拙著『起業神100則』にも書いたのですが、「ドリルを売るな、穴を売れ」という考え方があります。介護サービスを提供しようとするとき、利用者が本当に求めているのは「介護技術」ではなく「安心して親を任せられる場所・人」です。この視点で自分の強みを整理すると、提供できる価値が具体的に見えてきます。
介護経験を活かせる起業の3方向
介護経験者の起業を見ると、大きく3つの方向性があります。
- ①サービス型:訪問介護事業所・放課後デイサービス・高齢者向け生活支援サービスなど。資格と実績を直接活用
- ②研修・コンサル型:介護事業所向けの職員研修、介護施設の運営改善コンサル、家族向けの介護セミナーなど
- ③情報・コンテンツ型:介護経験をもとにしたブログ・YouTubeチャンネル・電子書籍・オンライン講座など
起業18フォーラムの成功事例(kigyo18.net/kigyo-idea-jitsurei)でも、介護・福祉系のバックグラウンドを持つ方が研修講師やコンサルとして独立されたケースがあります。特に「②研修・コンサル型」は初期投資が少なく、在職中から始められる点でスタートしやすい方向性です。
ケアマネ資格を持っている場合、ケアプランや制度理解に詳しいという強みを活かした「介護家族向け相談サービス」も選択肢になります。行政が対応しきれていない、家族が制度を理解して活用する部分を個人サービスとして提供するニーズは実際にあります。
在職中から「自分の経験を整理してブログやSNSで発信する」だけでも、起業の準備として有効に機能する。発信を続けると相談が来るようになり、その相談がそのまま最初の顧客になることが多い。
まず「これまでの仕事で一番役に立てたと感じる場面」を3つ書き出してみてください。その場面での「相手の問題」と「自分が提供した価値」を言語化することが、起業テーマの出発点になります。

介護の現場で蓄積した知識と判断力は、外から見ると貴重なノウハウです。その価値に気づくことが、起業の第一歩になります。
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