記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
起業の準備として2年前からブログを書いてきました。しかし制度や数字が変わり、記事の内容が古くなってきました。削除したほうがいいのか、リライトすべきなのか、新しい発信に切り替えるべきなのか、判断できません。どうすればいいですか?

● 回答
起業18フォーラムに、同じ悩みを持つ相談者から届いたことがある内容です。税制解説の記事を多数書いてきた40代の方で、改正のたびに記事が古くなる問題に直面し、「このまま発信を続ける意味があるのか」と迷っていました。その後、コンテンツの方針を変えたことで状況が好転しました。
この問題の核心は「情報そのものの鮮度」に依存しすぎていることにあります。制度や数字は変わりますが、「判断の枠組み」「考え方のプロセス」「経験から得た視点」は鮮度が落ちにくい。この切り替えができると、コンテンツの寿命が大きく変わります。
コンテンツの「鮮度切れ」を防ぐ発信戦略
拙著『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』では、差別化の枠組みとしてSTAGE I(知識の提供)からSTAGE II(判断力・視点の提供)への移行を説明していますが、コンテンツにも同じことが言えます。
- 「○○の制度はこうなっている」(情報型・鮮度が落ちやすい)
- 「○○の制度をどう活用するか、私はこう考える」(視点型・鮮度が落ちにくい)
- 「○○という状況の人に、私なら○○を勧める理由」(判断型・ほぼ鮮度が落ちない)
判断型・視点型のコンテンツは、情報が更新されても「書いた人の考え方」として価値を持ち続けます。制度の数字が変わっても、「どう考えるか」という部分は変わりません。
起業18の事例でも、情報発信を続けた会員さんが視点型のコンテンツ戦略に転換して集客を安定させたものがたくさんあります。先ほどの相談者も、既存の記事に「この記事は○年○月時点の情報です」という注釈を加えつつ、「それでもこの考え方は今も有効な理由」という段落を追記するリライト方法を採用しました。削除ではなく「文脈の更新」という発想です。
古くなった記事を削除するのは早計です。制度や数字だけを更新しつつ、「自分の視点・判断」の部分を加えることで、鮮度の低い記事が「独自コンテンツ」に変わります。
古くなった記事を1本選んで、「この情報が変わっても通用する自分の視点・経験」を1段落追記してみてください。それだけで記事の質が変わります。

コンテンツの寿命は、情報の鮮度より発信者の視点の深さで決まります。書き直すより、視点を加えることから始めてみてください。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
★【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!
★【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!
