記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
半年前から起業準備を始めたのですが、収入が伸びず、続けるべきか別のジャンルに変えるべきか迷っています。
途中でジャンルを変えるのは「諦めた」ことになるのか、それとも次のステップなのか、判断軸が分からないので教えてください。

● 回答
「半年で結果が出ないから諦めようとしたが、ジャンルを変えたら1ヶ月で動き出した」という相談が、起業18フォーラムには毎月のように届きます。先に結論を言うと、ジャンル変更は失敗でもなければ撤退でもありません。むしろ、起業の現場では当たり前に起こる軌道修正です。
よくある失敗:「最初に決めたジャンル」に固執する
20代後半の会社員Sさんは、起業準備として写真編集の代行業を半年続けたのですが、月の売上は1万円前後で停滞していました。それでも「ここで諦めたら終わり」と思い込み、さらに半年続けたところ、最終的には精神的に消耗して起業準備自体を辞めてしまいました。決めたジャンルが間違っていることに気づくサインを見落とすのは、起業準備挫折の典型パターンです。
拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』に「成功も失敗もない、あるのは続けるかやめるかだけ」という考え方が出てきます。途中でやめる判断は失敗ではなく、新しい選択肢を取る決断です。大事なのは「ジャンルをやめる」ではなく「学んだ経験を次に持っていく」という発想です。
変更を検討する3つのサイン
- 半年続けても、お客様1人目が出会えていない
- 作業をしていて気持ちが沈み、続ける気力が湧かない
- 同業者の成功例を見ても、自分が同じ方向に進む気がしない
このうち2つ以上が当てはまる場合、ジャンルを変える検討に入っていい段階です。半年というのは目安で、もっと早く気づく場合もあります。時間をかけたから粘るべき、というサンクコストの感覚は、起業準備では捨てたほうが楽になります。
ジャンルを変えるときに残せるもの
- SNSのフォロワー(自分の発信が好きな人は別ジャンルでも残る)
- ブログ記事の書き方の習慣(書く力は持ち越せる)
- 失敗した理由の言語化(次のジャンルで同じ失敗を回避できる)
40代後半の会社員、有田さん(仮名)は、最初の起業準備(オンライン家庭教師)を半年続けて手応えがなく、培った「教える仕組み」を活かして社会人向けのキャリア相談に切り替えました。3ヶ月後には月収が前ジャンルの3倍に。前のジャンルでの経験は無駄ではなく、「学んだ仕組み」が次のジャンルで生きた例です。

途中で方向を変えることは、退却ではなく軌道修正です。半年やってサインが揃ったら、続けるか変えるかを冷静に判断してみてください。
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