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今回は質問の多い起業のリスクについてのコラムです。人によって様々な心配事があります。お客様が取れるか、一人でやっていけるか、自分の能力が通用するか・・・
起業前の不安は、大体、以下の3つに集約されます。「収入・借金・安定」です。時折、健康について不安という方もいらっしゃいますが、結果的に殆どがお金に関することです。
起業後の収入
多くの会社員方は、独立したら最初は年収が下がるでしょう。会社員時代のようにボーナスがあるわけでもなく、100%仕事が順調に取れるわけではありません。
時間の自由や組織の縛りから離れる自由と引き換えに、収入は激減するのが普通です。特に最初の1年は、満足に食べられないくらいの収入に落ち込む人も多いと思います。上手くいく人は、その後半年くらいで軌道に乗っていきますが、そうできる人が全てというわけではありません。(参考:「起業したいけど不安です。ネガティブになってしまいます。」)
実際は、収入はサラリーマン時代と同じくらいまで行けば良いと捉えている方も意外と多いのです。特に、一人でやっているフリーランスの方はその様な考えの方が多い気がします。時間が一番と考えるようになるのですね。
起業後の借金
大きく起業したり、組織を持ちたい方は、投資、借金の問題が気になるでしょう。大きな起業は、融資を受けたりしてお金を調達することが多くなります。
また、資格マニア、講座オタクの方に多く見られるのですが、>起業前から借金を抱えている人がいます。次から次へと高額な講座を受けて、○○認定や□□検定などをとり続けて、講座料をカードローンで回し続けているのです。
現実として、このような人はなかなか独立できません。理由は簡単で、勉強にお金を使いすぎて、いざ起業しようというときにお金がないからです。
起業をすると、広告宣伝やシェアオフィスなど、たくさんの固定費がかかりますし、もちろん自身の生活費も必要です。借金して勉強していると、起業したい時にお金が無いことになりがちなので、注意が必要です。
起業後の安定
起業をすると、ネガティブな話を聞いて不安になり、精神的安定を失ってしまうこともあります。仕事をやめて「退職金が何千万とあるから大丈夫」と思っていても、だんだん目減りする残高を見て不安になってくる。これでは仕事に手が付かないでしょう。
「安定」には様々な意味があります。安定的受注が精神的安定につながり、収入の安定にもつながるというサイクルが理想です。心の安定を生み出すのは安定的受注です。
起業リスクを軽減するために、安定的受注ができる仕組みを構築することが非常に重要です。会社員の時に、そのシステムを作り上げておきましょう。仮に未完成でもこのまま行けば半年後くらいに目処が立つな、と思えるくらいまでは準備をしておきましょう。
「保守的になったらだめだ。男は一発勝負だ」と言う人もいらっしゃいます。何が100%正しいということはありません。私は、会社員のまま、理想で言えば辞める1年~2年前くらいから、集客の仕組みを作りつつ進めるのが理想的ではないかと考えています。
おわりに
会社員のまま起業する場合は、毎日やることがたくさんあります。その中での起業準備を進めるわけですから、効率よくやらなくてはなりません。
起業のリスクについては、これまでたくさん書いてきましたので、今回は別の角度から書いてみたいと思います。 起業にはリスクがつきものです。どんなリスクがあるかご存じですか? 起業にはリスクが付きもの起業したい時に考えるリスクとは? 一般的社員であれば、何か問題を起こしても、会社が潰れるようなことにはなりません。しかし、役員や経営者が問題を起こしてしまったら、社運に関わる責任に発展しかねません。立場や立ち位置によって、責任や責任の取り方、事の重大さが大きく変わってきます。起業するときには、あな... 起業したい時に考えるリスクとは? さらに掘り下げて考える - 起業18フォーラム |
起業のリスクを考えた時、やはりお金の問題が中心となります。お金をなるべくかけずビジネスを立ち上げ、安定した集客のために確かな投資をしていく。ここを意識して進めば、起業リスクは軽減できるはずです。
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