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● 質問
私はこれまで、町内会で交流のある数多くの夫婦の相談、結婚の相談などに乗ってきました。結婚に希望の持てない世代や、熟年離婚などの相談も多く、自分の経験がビジネスになるのではないかと感じています。
ですが、これまでもちろんお金などもらったことはありませんし、友人として自然に相談に乗ってきましたので「有料で相談に乗ります」と言ったらどうなるのか、自分にそれが言えるのか、不安に感じています。
このような状態で起業することは可能でしょうか?
● 回答
私自身もこのような起業コミュニティをやっているわけですが、メールでいただく相談の8~9割は人生相談のようなもので、相談に乗れるというスキルはどんな仕事にも活かせるものだと実感しております。
夫婦の問題、結婚の相談などは、たくさんの人に求められていることだと思いますし、世の中のためになることだと思います。ですが「ビジネスとしてやっています」というカラーを出すと、相談する側は引いてしまうでしょうね。
このようなジャンルのカウンセリングは、多くの会社でも確立されていますし、お金をいただくこともできると思いますが、あくまでも提供した時間に対する対価をいただくという控えめなスタンスが求めらるだろうと思います。
マンツーマンの面談は、友だちに相談する時と「画」が同じになるため(※二人の人間が向き合って会話をする)、カウンセリングになれていない人は「どうしてこれでお金を取るんだ!」なんて言ってくることもあります。
私も、2度も無料で面談したおば様に、続きのカウンセリングは有料になる旨をご説明した際に「困っている人間からお金を取るのか。そんな程度の自覚なら相談の仕事なんてするな。あなたには資格なし。」なんて言われたことがあります。仕事をしたらお金をいただくのは当然なのですが「相談でお金を取るのか」という感覚の人もいるのです。
ではどうすればいいのかといいますと、セミナーやワークショップであれば、相手も「有料イベント」と認識してくれます。あなた自身も、面談よりは「参加費をください」と言いやすいでしょう。
まずは、セミナーやワークショップの内容を作り込んでみましょう。「相談はセミナーの後、希望者に有料で行います」と、セミナー時にチラシを渡すか、セミナーの最後で説明するようにしてみましょう。お金をもらうということに対する心理的なハードルが下がることが実感できるはずです。
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