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● 質問
私は一人旅が大好きなのですが、一人旅も確かにいいのですが、食事くらいは誰かと行きたいなと思うことがあります。
現地の人にナンパされたりもしますが、ちょっと怖かったりもするので、身元が分かっている人と、事前に約束ができているといいなと思いました。
そこで、一人旅でご一緒する架け橋となるマッチングサイトを作りたいのですが、これはビジネスになりますか? 出会い系サイトみたいになってしまうと困るのですが、どのようにすればいいでしょうか?
旅行業法への抵触や、安全性の確保など、どのようにするのかを考えると手が止まってしまいます。
● 回答
まず旅行業法についてですが、問題なさそうです。旅行業とは、相談、企画、運送、宿泊手配、などを有料で行うことで、マッチングとは関係ありません。(参考:観光庁「旅行業法」)
日本旅行業協会は、旅行業界の発展のため、海外旅行委員会、国内旅行委員会、経営委員会等を設置し、旅行業に関わる様々な課題の解決に取り組むとともに、総合旅行業務取扱管理者試験や法定研修など、経営・人材育成支援事業を行っています。 旅行業・法令について|JATA - |
心配なことがありましたら、手を止めてしまうのではなく、公官庁に問い合わせてみるのが一番手っ取り早いですし、正確な情報が手に入ります。どんどん進めていきましょう。
さて、ビジネスについてですが、安全性の確保という部分が大きな課題だと思います。Facebook認証などを使う方法もありますが、システム構築には資金も必要ですね。となりますと、今のアイデアのまま実行するのは難しいのではないかと思われます。
出会い系サイトのようになってしまうことや犯罪を防ぐためには、利用者の本人確認のプロセスを確立しないといけませんね。ただのマッチングではなく、現地のホストをあらかじめ面談審査の上で登録しておいて、その人に会いに行くような形をとるなどのやり方が必要でしょう。
マッチングにこだわると、どうしても出会いという概念から離れられませんので、そうなれば一人旅情報提供のポータルサイトでも作ろうかということになりそうですが、それもまた、すでに飽和状態であって埋もれてしまうでしょう。そのレッドオーシャンから抜け出すためには、絞り込みなどちょっとした工夫も必要です。
旅行関係のビジネスは、旅行代理店がやっている「Done for you」ビジネスと、バックパッカーなどが情報を欲しがる「Do it yourself」(だからお金を使わない)に分かれていますが、どちらも起業アイデアとしては実はとても狭き門であるのが現実です。
あなたも旅行に行くときに、交通費、宿泊費、食費、持参品以外に、お金を使いますか? 買うとしても、ちょっとしたガイドブックくらいですよね。ニッチな情報提供に特化するなど、戦略を考えていく必要がありますね。
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