個人事業の無限責任と法人の有限責任、法人の方が安全?

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

本業で副業が解禁されているので、個人事業で始めるか法人を作るかで悩んでいます。

双方のリスクについてなのですが、個人事業の無限責任と法人の有限責任で考えた場合、法人にした方が安全でしょうか?

法人の場合、資本金を超える責任はないと思っているのですが、それで正しいでしょうか?
 


 

● 回答

有限責任についてですが、その認識で大丈夫です。基本的には、株式会社は出資の範囲内の責任を取ればよいということになります。個人事業主は無限責任になります。

ですが、小さな会社を経営する場合、責任=お金と考えると、それほど大きな差はない場合もあります。

銀行は融資をする際に、代表者の保証を求めます。いわゆる担保です。無担保での創業融資ももちろんあり得ますが、多くの場合には代表者の個人資産の担保を取ります。
 


 

法人であっても、基本的には、倒産すれば代表取締役の個人資産は金融機関に取られるわけで、負債が残れば個人に掛かってきます。会社を倒産させて自己破産する人も多いですよね。

結局、経営に責任を取るという意味では、同じと言ってもいいでしょう。もちろん、法律的には法人が守られているのは確かです。

とは言え、お金を稼ぐ前にリスクを気にするよりも、まずは小さく確実にやってみることではないでしょうか? 個人事業からお金をかけずに始めてみることがお勧めです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。




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