よくある起業相談まとめ|こんな質問をいただきますベスト10

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

毎日、起業を目指す方たちからたくさんのご相談を受けています。今回は「こんなご質問をいただきます」ということで、まとめてみます。
 

10位:起業する上で何が必要ですか?

よくある起業相談まとめ


 

「何を質問したらよいのかもわからない」起業を目指す方に多いお悩みのひとつです。起業18では、12段階、84ステップのワークをしていただくことで、超初心者の方でも、少しずつ進めていくうちに「何がわらかないのか」を明確にできるようになっています。

「起業する」ということは、夢のために、今を犠牲にするということでもあります。だからこそ、犠牲という感覚にならないように、楽しいことでやろうとお伝えさせていただいているのです。「起業に何が一番必要か?」と言えば、それは「夢のために投資する時間」です。その覚悟さえできれば、他は後からついてきます。
 

9位:起業して失敗したらどうなりますか?

よくある起業相談まとめ


 

失敗は成功の母、みたいなことを言いますよね。でも、それは「小さな失敗」のことです。大きく大失敗すると、そのリカバリーをすることすらできなくなります。だからこそ、小さく小さく始める。そして1を10にするのです。

いきなり箱(事務所や店舗)を借りたり、大きな設備投資をしたり、大量の在庫を抱えたり、社員を雇ったり、、、これは大きな失敗をしたいと言っているようなもの。まずは一人で完結できるビジネスを作ることが、成功するポイントなのです。「スケールが小さくて夢がないですか!?」いいじゃないですか。再起不能になるよりも。見栄なんていらないんですよ。実利を取りましょう。
 

8位:起業家になる条件とは何ですか?

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優秀さとか、根性とか、そういうことではありません。続けられること。習慣化するまで、コツコツやれること。素直なこと。諦めないこと。そんなことなんです。もちろん、人に好かれる人間力は大切です。言ってみれば礼儀ですよね。商才はいらないですが、笑顔は必要と言えますね。

敢えて言うのなら「あの人は面白い」と言われる人は有利でしょう。印象がよい人は、やっぱり人が集まってきますので、発信力も強くなりますね。多くの起業家の人脈も結局は、その人に惹かれて輪が広がるのです。
 

7位:スモール(一人型)ビジネスとはズバリ何ですか?

よくある起業相談まとめ


 

そりゃぁ、お客様の悩みを解決することにつきます。スモールビジネスは、生活必需品を生産するようなビジネスではありません。関わったお客様が、悩みを解消し、めくるめく未来を手に入れる。それだけだと思うんです。

それを、一人で組織など持たずに、仕組みで回す。最高でも2~3人程度まで。それがスモールビジネスだと考えています。気楽で、私は実際にやってみて、一番自分に向いている働き方だなとと思いました。
 

6位:優秀な起業家とはどんな人ですか?

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優秀な起業家を思い浮かべると、やっぱり「カリスマ性」があるように感じますよね。でも、本当にそうでしょうか? 結果的にいろいろな情報を得て「そう見える」だけなのかもしれません。

私は、優秀な起業家は「好奇心」のかたまりのような人だと思っています。嗅覚がするどく、積極的に自分の手に負える範囲のリスクを取っていく人です。当然、月に数千円の投資なんかで迷わないわけです。迷っている時間のほうが損失ですから。そうです、優秀な起業家は「時間」の価値を知っている人でもあります。
 

5位:成功する秘訣はなんですか?

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これも非常に多い質問です。個人的には「こんな質問、訊いてなんの役に立つの?」と思いながらも、でも確かによく訊かれます。まず「成功って何?」ということも曖昧です。私は自分のこと成功しているとも思っていないので、まだまだ上を目指しています。

「確実に結果を道ちき出す知恵」という意味でこの質問をされたのであれば、そんなものはない! としか言えません。大胆に発想し、頭をやわらかくしてアイデアを出し、諦めずに改善を続けること。それしかないのではないでしょうか。
 

4位:借金は怖くないですか?

よくある起業相談まとめ


 

怖いです。ですが、借金は信用でもあります。信用されていない人は、お金を借りることもできません。そういう観点では、無借金が常に正義とは言えないのですが、ひとつだけ忘れないでください。「運用益で返済できない借金」は、地獄を見るのでやめておきましょう。

まともにやったら、こんなにお金がかかる。「じゃぁ、借りちゃえ」も「じゃぁ、怖いから止めよう」も、お勧めできません。借りるなら借りるで、返せる範囲で。怖いから止めるのではなく、どうすれば小さく、お金をかけずにできるかな? と発想をしていきましょう。
 

3位:人脈はどうやって作るのですか?

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作るのではなく「引き寄せる」が正解です。人脈はインバウンドじゃなければダメです。あなたのいるところに人が集まってくるようにしないといけないのです。そのためには、まず人に与えるポジションを取ることです。ブログでも構いません。人に情報を与え、応援してあげる存在には、人が集まってきます。そして、求めるほど、人は逃げていきます。

あなたの元に、人が列を作って名刺交換をしてくれる。そんな状態を作ることができれば、人脈は爆発的に増えていきます。また、そのような人は、そのような人と横でつながることも多く、そのラインが強い人脈になっていくのです。
 

2位:資金はどうやって作ったのですか?

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会社員のまま起業すれば、資金はそんなに心配しなくても大丈夫なはずです。月にいくらまでなら使えると、予算化してしまえばよいのです。借り入れは、本当に必要なのかどうかを考え、必要ならばリスクの取れる範囲で借りましょう。住宅ローン、オートローンをすでに抱えていて、さらに大きなお金を借りるのでしたら、専門家に相談してからの方がいいですね。

ちなみに、私自身は無借金です。気が小さいので、元手のかかるビジネスは避けてきました。得た利益からはどんどん再投資しますが、借り入れはしませんでした。私の開業資金は、パソコンと机、5万円くらいでしたね。
 

1位:起業することに不安はありませんでしたか?

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自分の中には、不安であったとしても「不安だから何もしない」という選択肢はありません。不安が解消できるように、対策を打つしかないことをわかっているからです。不安なんて、会社員だったころのほうがひどかったですね。いつクビになるか、いつ陥れられるか、いつも怖かったことを覚えています。

起業するのでしたら、不安より不満を持っているほうがよいと思います。今のここを変えたい、ここが不便だ、こんな会社にはしないぞ、という不満をきっかけに、よりよいものを生み出していくことは、悪いこととは思いません。不満を起点としたモチベーションは、結局は不安を払拭する原動力につながります。
 

まとめ

よくある起業相談まとめ


 

今回は起業前の皆さまによく訊かれる質問をまとめてみました。こうやって見ると、技術的なことより、メンタル面が多いですね。

「副業」から一歩を踏み出し、それを事業化するという挑戦は、誰にでもできることです。何も恐れることはありません。続けることさえできれば、成功の可能性もとても高いのです。どんどんやるだけです。「なぜ起業したいのか?」を常に自らに問い続け、その答えを世の中に向かって打ち出すこと。その繰り返しです。

あなたにもきっとできます。一緒に頑張りましょう!


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。




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