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● 質問
中国へ化粧品を輸出するビジネスをしようとしています。
具体的にどのような方法がありますか?
● 回答
中国市場に日本の化粧品を売る方法というご質問でよろしいでしょうか?
中国は巨大市場ですし、女性のファッションに対する意識も向上する一方ですから、魅力的に見えますね。規制や政治的な問題など、難しい面の多い国ですが、チャレンジするのは面白いでしょう。
中国は南北にも長く、南、内陸は暑いところも多いですから、UV関連は必須でしょうね。資生堂なども大きく勢力を伸ばしています。
どうやって始めるのかですが、リスクもある国ですから、やはり小さく始めましょう。ネットで売るのが簡単そうですが、やはり現地にパートナーがいると安心です。
現地に信頼できる中国人、または、日本人はいませんか?
簡単にできる方法として、ネットショップやオークションで売る方法がありますね。自前でショップをするのも良いですが敷居が高いですので、出品代行をしてくれる現地の日本人がいた方が安全でしょう。検索をすればたくさんでてきます。化粧品販売における法律上の課題なども質問してみると良いですね。
ネット以外で売るのでしたら、やはり中国は中国人との強いコネが必要になります。独資で会社を作るのは個人ではほぼ無理ですし、目に見えない負担が多い国ですので、採算は取れないでしょう。
また、中国で利益を出しても、それを国外に出すのが一苦労です。そして、信頼できる中国人がいたとしても、お金をポケットに入れてしまうことなど当たり前ですので、その辺りのリスクも覚悟しておきましょう。
中国人向けにオリジナル化粧品を作るということでしたら、日本にいる中国人と組むのも手ですね。日本の企業との窓口に質問者様が当たり、中国人に日本国内で販売してしまえば簡単なのではないでしょうか?
日本企業は苦労して中国に出る割には、あっという間にコピー商品が出回ってしまうなどのトラブルが耐えず、撤退するところも数知れません。
サントリーも上海で成功していましたが、青島ビールと合併し、やがて青島に株式全部を売り渡し、ライセンス契約に切り替えました。経営戦略として、身体を軽くする方を選んだということで、色々な事情があったのでしょう。(参考:日本経済新聞社「サントリー、中国でビール巻き返し 青島との合弁発表」)
何れにしても最新の正しい情報が必要ですから、日本国内でジェトロなどにも相談して、戦略を立てる必要があります。
また、中国の顧客層は日本のそれとは違います。相手の好みに合わせた商品開発ができるかどうかも、大切なポイントです。相手が富裕層なのか、あるいは留学生なのか、現地にいる日本人なのか、それらによっても戦略も流通も変わってくると思います。
上述のように、リスクのあるビジネスですから、小さく自分でできることから始めてください。中国に輸出している競合他社があれば、研究してみましょう。誰に、どんな商品をどのように売っているのか、戦略が垣間見えてくるでしょう。
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