ネットショップで起業し、オリジナルブランドで勝負したい!

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

ネットで美容師向けの高級はさみの販売を考えています。

オリジナルブランドで勝負したいです。

可能でしょうか?
 


 

● 回答

専門の業者もいて、すでに多数の美容室に入り込んでいると思われますので、ネットショップでどこまでやれるのかは、チャレンジですね。ショップを開いても、待っているだけでは厳しいでしょう。

オリジナルブランドはOEM品でしょうか? それとも特別な新しい商品なのでしょうか? その商品の持つ特性や、特定の美容師(顧客層)に抜群に適しているなどの、何らかの価値があるものであれば、ネットでも勝負できるでしょう。
 


 

まず、商品の特性ですが、どこにでもあるものに独自ブランドのラベルを貼り付けても、大きな販売量は期待できないでしょう。

OEM品にすることで、確かに消費者は比較検討をしにくくなります。実際、電気製品などでも、海外企業が企画開発したものを、日本企業がデザインだけ変えて販売しているのはよくあることで(その日本企業専用のOEM品として、その海外企業が生産している)、消費者は日本企業が開発したものと思い込んで買っていることがよくあります。

その電気製品の例の場合、日本の消費者がわざわざ海外のオリジナル製品と性能の比較をすることがないため、誰も気づかずに流通していくわけですが、はさみなどのシンプルな製品の場合には、どうなるか予想できません。

また、実際に使ってみたい美容師さんも多いでしょうし、商売道具ですから簡単に新しいものに切り替えることも少ないでしょう。
 


 

他店では買えないオリジナル商品と言える特徴があるのでしたら、価格競争には陥らない強みがありますが、ネットで売るには強力なブランド力が必要になります。実際に質感など試してみることができないですからね。

ブランドがないうちは、とにかく価格競争になりますので、そこは仕入れの強さが勝負の分かれ目になります。

オリジナル商品は、その商品を使った場合のメリットを伝え、なぜ他社のものではそれが実現しないのか、いかにこの商品が優れているのかを十分に伝える必要があります。

質問者様の商品の特性によりますが、ネットショップに仮に集客できたとしても、オリジナル商品の場合にはその魅力が、一般的なものである場合にはコストパフォーマンスが、伝わらないと売れることはありません。
 


 

通常、美容師さんは、どのようなルートではさみを買うでしょうか? ネットで買う人は少ないでしょう。大切な商売道具ですから、彼らがどのような購買行動ではさみを買うのか、よく聞いてみると良いですね。

オリジナル商品である場合ですが、ネット上で売るだけではなく、ショップにおいてもらう営業も行いましょう。簡単には行かないでしょうが、やってみる価値はあります。

結論として、はさみの特性によって、それに合う売り方をすることが必要です。そして、美容師さんがどのような気持ち、判断基準ではさみを買うのかを、もう少しリサーチしましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。




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