記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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「noteを始めて半年経つのに、有料記事は1本も売れていません。書き続ければいつか芽が出るのでしょうか」。起業18フォーラムには、こうした相談が毎月のように届きます。書けば売れる、出せば集まる、そう信じて手を動かしてきた会社員の方の真剣な声です。
noteを運営するnote株式会社の発表によれば、会員数は2025年6月に1,000万人を突破し、月間アクティブユーザー(MAU)は2025年2月時点で7,359万人に達しました。いまや在職中の起業準備で外せない発信基盤です。ですが、ただ書き続けるだけでは数字は動きません。本記事では、noteを起業準備の中心に据えて月10万円の発信収入に届くまでの順番を、私が26年で延べ6万人の会社員と向き合ってきた現場の感覚で整理します。
noteを起業準備に活かす全体像

noteの累計登録会員数は2025年11月末時点で1,114万人に到達しており、非会員でも記事が読める設計が読者層を一気に広げています。これだけ規模が大きくなったnoteは、もはや個人サイトではなく公的な発信インフラに近い位置づけです。
会社員の方が起業準備の入口としてnoteを選ぶ最大の理由は、ストック型である点にあります。SNSの投稿は流れていきますが、noteの記事はあなたの専門性が積み重なる資産になります。noteは「短期で稼ぐ場所」ではなく、「2年後、3年後の自分の仕事を作る場所」と考えるのがちょうどいい距離感です。
拙著『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』に「売上STAGE」という考え方が出てきます。売上0〜1万円のSTAGE I、1〜5万円のSTAGE II、5〜10万円のSTAGE III、10〜30万円のSTAGE IVで、必要な打ち手はまったく違います。noteの使い方も、自分が今どのSTAGEにいるかで変わります。
noteが向いている人・向いていない人

noteには「向き不向き」がはっきりあります。会員さんの相談現場で、半年で芽が出る方とまったく動かない方の違いは、サービスの善し悪しではなく書き手のタイプで決まることがほとんどです。
- 1つのテーマを2年単位で深掘りできる人
- 自分の経験談・失敗談を率直に開示できる人
- 読者からのコメント・スキを返せる対話型の人
- 文章で考えるのが苦にならない人
- 月5本前後を半年継続できる人
反対に、以下のタイプは結果が出るまでの距離が長くなりがちです。
- 即日で反応や売上を求める人
- 専門領域がまだ定まっていない人
- 文章を「外注」してしまう人
- バズだけを狙ってネタを変え続ける人
向いていないからやめた方がいい、という話ではありません。向いていない人が結果を出すには、いきなりnoteから入らず、リアルな勉強会で自分の専門領域を一度言語化するステップを先に踏んだほうが近道です。
noteで成果が出る人の3つの共通点

会社員の方を支援してきた現場で、noteで月5万円から10万円に届く方には共通点が3つあります。
- 書く前に「読み手の1人」を具体的に決めている
- 自分の試行錯誤を時系列で開示している
- 知人や勉強会仲間に最初に読んでもらっている
1つ目は、想像上の読者ではなく実在する1人を想定して書く姿勢です。「業務効率化に困っている同期のAさんに届ける」と決めて書いた記事は、結果として同じ悩みを持つ何百人にも刺さります。
2つ目は、結果よりプロセスを開示することです。「うまくいきました」より「最初の半年は反応ゼロでした、原因はこうでした」のほうが、読者にとっては教科書になります。失敗の経過を率直に書ける方は、文章を読まれている内に専門家として認知されていきます。
3つ目が、最も見落とされがちです。noteを書いてSNSで拡散しても、最初の100人の読者は知人から育つのが現実です。会社の同僚・勉強会仲間・家族・趣味の仲間に「こういう発信を始めたので読んでください」と声をかけるところから、信用は積み上がります。
会員さんの実例(自己流3年からの立ち直り)

起業18フォーラムの会員Sさん(40代後半・男性・電機メーカーで営業企画職・妻と中学生子2人)は、最初の3年間を完全に自己流で動いていました。書籍を20冊読み、noteは週に1本投稿。記事数は150本を超えていました。それでも有料記事の累計売上は2,000円のままでした。フォロワーは300人で頭打ち、毎週投稿しても新しい反応はほぼ生まれない状態が続きました。
転機は起業18フォーラムへの参加でした。勉強会で「note記事を書く前に、知り合いの1人にDMで送って感想をもらう」というシンプルな指針に出会い、150本の過去記事をいったん棚卸し。読者ターゲットを「同じ会社の中堅営業職」に絞り込み、過去記事の中から再構成する形で月10本の改修と新規5本に切り替えました。
修正から8ヶ月目、勉強会で知り合った同期世代の方が有料マガジン(月980円)を購読してくれたのが最初の継続収入でした。13ヶ月目に同マガジンの購読者が30人を超え、単発記事の売上と合わせて月10万円のラインに到達。先日「初めて月の売上が10万円を超えました。新井さんと起業18の皆さんの支援があってこその結果です」というメールをいただいたのが、まさにSさんからの一通です。
過去記事を捨てる必要はなく、読者を1人決めてから過去記事の上書きと棚卸しから始めるのが現実的な再起動の方法です。
noteと組み合わせて効果が倍増する3つの行動

- 月1回の少人数オフライン勉強会・読書会の主催
- 知人へのDMで「最新記事を1本ずつ送る」運用
- 月1回の定点更新(収益・読者数・気づき)の公開
1つ目はオフライン接点です。文章だけで信用を積むには時間がかかりますが、月1回でもリアルで会えば、その方は確実にあなたの記事の常連読者になります。SNSにちょっと発信するだけ、noteを掲載するだけで待っていてもお客さんは来ません。専門家として認知されて信用される回路を、リアルで先に作っておくのが王道です。
2つ目は能動的な配信です。タイムラインに記事を流すだけでは離脱が多く、「あなたを思い出して書いた記事です」と一言添えてDMで送ると開封率が10倍以上になります。
3つ目の定点更新は、読者にとって「進んでいる人を応援したい」という心理を引き出します。失敗の記録こそが、最も信用を呼ぶコンテンツになります。

noteは書き始めの1年は、ほぼ全員が無風です。それでも書き続けた方の文章には、半年後・1年後にしか出ない厚みが宿ります。あなたが今日書く1本は、未来の読者があなたを選ぶ理由になります。
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