プロフィールに書ける実績がないとき、お客さんはどうやって信用してくれるの?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業準備を始めたばかりで実績がありません。SNSのフォロワーも少なく、有名でもありません。この状態から「信用を作る」にはどうすれば良いですか?

実績がないのに高い金額を取るのも申し訳なく、かといって無料でやると足元を見られそうで不安です。

起業前質問集

● 回答

日本政策金融公庫の「2024年度新規開業実態調査」によると、開業時に苦労したこととして「顧客・販路の開拓」が48.1%と最も高い割合を占めています。実績ゼロからのスタートは多くの人が感じる壁ですが、信用を作る方法は確かに存在します。

「実績ゼロ」と「信用ゼロ」は違う

実績がないことと、信用がないことは別の話です。あなたはこれまでの仕事・生活・趣味の中で「誰かを助けた経験」「感謝された経験」が必ずあるはずです。それが信用の出発点になります。

拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』の中でこう書いたことがあります。「最初のお客様はたった一人でいい。その一人を徹底的に満足させることができれば、9割は成功したようなものだ」と。信用は「多数の実績」ではなく、「一人への圧倒的なコミット」から始まります。

モニター価格で実績を作る手順

起業18フォーラム会員の川口さん(仮名・30代前半・保育士・女性)は、「子育てと仕事を両立したい働くママ向けの整理収納サービス」で起業を決めましたが、当初は実績ゼロでした。最初にやったことは、知り合いのうち「部屋の片付けに悩んでいる」と話していたAさん(ワーキングマザー)に「モニターとして2時間つきあってほしい。謝礼は3,000円でよければ」と声をかけることでした。

Aさんは即答でOK。作業後に「こんなに変わるとは思わなかった」と感謝され、写真と感想文をもらえました。それをSNSに(許可を得て)投稿したところ、次の月に口コミで2人の依頼が来ました。起業開始から8ヶ月目には月収4万円、12ヶ月目に月収12万円を達成し、現在は在職中のまま事業を継続しています。

  • 知人・友人の中で「この悩みを持っていそうな人」にピンポイントで声をかける
  • モニター価格(無料ではなく低価格)で感想・写真・事例を書いてもらう
  • その声を使って次の見込み客に「こういう結果が出た」と見せる

今すぐ「自分のサービスを試してほしい人」の名前を1人だけ思い浮かべてください。その人に「モニターとして試してみませんか?」とメッセージを送ってみてください。それが実績ゼロからの最初の一歩です。

信用は積み上げるものではなく、「作り始めるもの」です。今日がその日です。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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