記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員10年目、漠然と起業に憧れますが、いざ動き出そうとすると怖さで体が固まります。何が怖いのか自分でもうまく説明できず、勉強会に出ては安心して帰る、を繰り返しています。
この「起業が怖い」という感情の正体は何なのでしょうか?

● 回答
「起業は怖い」と思っていませんか? その感情は決して特別なものではありません。多くの会社員が同じ感覚で立ち止まっています。けれど、怖さを「ひとかたまり」のまま抱えていると、永遠に動けないままです。起業の怖さは正体を3つに分解すると、それぞれ別の対処法が見えます。
拙著『起業神100則』では「成果が出ないときの原因は『漠然』にあり」と書きました。怖さの正体も同じで、漠然と「怖い」と感じている限り、対処法は出てきません。分解してみると、多くの場合は次の3つに収まります。
- 正体①:お金が尽きる怖さ(収入が途絶える経済的不安)
- 正体②:周りに知られる怖さ(家族・同僚・友人の目)
- 正体③:自分の無能さがバレる怖さ(誰にも必要とされない自己効力感の低下)
正体①は会社員のまま小さく始めれば、本業の給与が安全装置になります。正体②は最初から全員に話す必要はなく、応援してくれる3人にだけ伝えれば十分です。正体③は、20点でいいから一度モニターに出して反応を見ると、思っていた怖さの大半が消えます。
- 正体①対策:本業を残し、月1万円から試す
- 正体②対策:応援してくれる3人にだけ話す
- 正体③対策:20点で出してフィードバックをもらう
「起業が怖い」と感じる人は、内省的で誠実な人が多いです。その慎重さこそ、起業準備期に最も役立つ資質です。怖さを敵にするのではなく、まず紙に書き出して3つに分解してみてください。それだけで動ける範囲が広がります。

怖さは行動を止める壁ではなく、現在地を知らせるサインです。漠然のまま抱えるのではなく、紙とペンで切り分ける作業を5分やるだけで、最初の一歩が今までの半分の重さになります。
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