記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
起業準備を始めて半年です。最近、寝つきが悪くなり、平日も休日も疲れが抜けません。同僚からは「気合いが足りない」「もっと寝ろ」と言われますが、自分でも止め時がわからないのが本音です。
体調を崩すのは、やる気不足や根性論の問題なのでしょうか?

● 回答
起業18フォーラム会員の植村さん(仮名・40代前半・男性・公務員・既婚・子ども2人)は、起業準備を始めて4ヶ月目に不眠と頭痛を経験した方です。手取り月収38万円、会社の給与以外の収入はゼロのスタートでした。「睡眠時間を増やせばいい」と考えて就寝時間を1時間早めましたが、頭痛は続いていたそうです。
後から起業18フォーラムの勉強会で気づいたことがあります。不調の原因は睡眠時間ではなく「頭の中に漠然とした作業リストが常に浮かんでいること」でした。やるべきことが「なんとなく3つある」と脳が感じているだけで、休んでいるつもりでも脳は休んでいないのです。
「案ずるより産むがやすし」が健康にも効く理由
拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』には、「案ずるより産むがやすし」というフレーズが出てきます。恐怖の正体は「よく理解していないこと」だというメッセージです。これは健康管理にもそのまま当てはまります。頭の中の「何かやらなきゃ」という漠然が、体力を静かに消耗させています。
厚生労働省が公表している2023年労働安全衛生調査では、強い不安・悩み・ストレスを抱える労働者の割合は82.7%という数字があります。在職中の起業準備でストレスをゼロにすることは現実的ではありません。重要なのは、ストレスの原因を「漠然」から「具体」に変えることです。漠然とした作業は体力を奪い、具体的になった作業は体力の消耗を止めます。
植村さんが試みた「見える化」の仕組み
転機は、起業18フォーラムの勉強会で「やることリストを毎週紙に書き出す」と紹介されたときに訪れました。植村さんは毎週日曜の夜に今週の作業を紙1枚に書き出し、月曜の朝に確認するようにしました。頭の中の漠然を紙に出した翌週から、寝つきが戻ってきたそうです。
- 毎週日曜の夜に、起業準備の作業を紙1枚に書き出す
- 寝る2時間前から起業準備の作業を完全に手放す(読書か散歩へ)
- 家族との夕食を週4回以上は確保する(家族との会話で頭が切り替わる)
やめる時間と場所を先に決めることが、体力管理の核心です。夜10時以降は起業準備をしない、家族の食卓では仕事の話をしない、と線を引くだけで、頭が休まる時間が確保できます。植村さんが体調を取り戻したのは、気合いを入れ直したからではなく、この「線引き」をしたからです。
9ヶ月目に最初のクライアント2件・月収4万円、15ヶ月目に継続契約で月収13万円、現在は公務員のまま在職起業を続けています。

「気合いが足りない」と感じたら、それは見える化が足りないサインです。来週の作業を紙1枚に書き出し、夜作業をストップする時間を決めてください。漠然が形になった瞬間に、脳が休める空間ができます。
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