記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
起業準備で半年が経ち、月の売上は3万円ほどで頭打ちです。「数字を見ろ」と言われても何を見ればよいのかわからず、毎月感覚で「今月もダメだった」と思って終わります。
月収を見える化する月次レビューはどうやればよいですか? 10万円の壁を越えるためにどの数字を追えばいいか教えてください。

● 回答
日本政策金融公庫総合研究所「2024年度 新規開業実態調査」によると、開業直後に「思ったより売上が伸びない」と回答した人は全体の56.3%にのぼります(出典:日本政策金融公庫)。数字を見ずに感覚で「今月もダメ」と判断してしまうと、伸ばすべき箇所がわからないまま摩耗していきます。
拙著『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』では、売上STAGE I〜IVに分けて「次のステージで何が変わるか」を整理しています。月収3万円はSTAGE II(売上1〜5万円)の入口で、ここはドブ板営業期と呼ばれる、信用構築のために頭を下げてレビューを集める時期です。10万円の壁を越えるには、客数か客単価のどちらか(もしくは両方)を倍にする必要があります。
- 売上=客数×客単価×継続率
- 月次で記録する4つの数字:問い合わせ件数/成約件数/単価/リピート率
- 差分を見る:先月と比べて何が増え何が減ったか
- 感覚日記ではなくスプレッドシート1枚に残す
記録の作業は月末30分で十分です。問い合わせ5件中3件が成約、平均単価1万円、リピート率20%なら、月売上は3万円です。これが客数を倍(6件)にすれば6万円、単価を倍(2万円)にすれば6万円、両方を倍にすれば12万円という構造が見えます。
- 記録する場所:Googleスプレッドシート1シート
- 記録する頻度:月末30分の月次レビュー
- 判断する軸:先月との差分・伸びた要因・落ちた要因
数字を「見る」ではなく「比べる」のが月次レビューです。今月から、問い合わせ件数と成約件数の2つだけでも記録を始めてみてください。

感覚で「ダメだった」と振り返るのは、現在地を見失う最大の原因です。スプレッドシート1枚と月末30分があれば、自分のビジネスの輪郭がはっきり見え始めます。
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