起業準備で月5万円までいけました。次の月10万円の壁を超えるには何が必要ですか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業準備を始めて1年半、ようやく月5万円を安定して稼げるようになりました。次は月10万円を目指したいのですが、なぜか同じ努力では伸びず、伸び悩んでいます。

月10万円を超えるためには、何を変えればいいのか教えてください。

起業前質問集

● 回答

月5万円から月10万円に進むときの壁は、起業18フォーラムでも頻繁に話題になる場面です。この壁の正体は「単価とリピートの仕組み化」が必要になる節目であって、努力の量を増やしても突破できないところに特徴があります。

ステップ1:月5万円〜10万円のステージで何が変わるかを理解する

拙著『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』に売上STAGE論が出てきます。月5万円はSTAGE II(1〜5万円)の上限、月10万円はSTAGE III(5〜10万円)の領域。STAGE IIIで戦う武器はSTAGE IIとはまったく違います

STAGE II(1〜5万円)とSTAGE III(5〜10万円)の違い

  • STAGE II:ドブ板営業・直接の声かけ・1件1件の積み上げ
  • STAGE III:自己評価に他己評価が追いついていない状態を埋めるブランディング
  • STAGE II:単価3,000〜10,000円・労働時間と売上が比例
  • STAGE III:単価10,000〜30,000円・継続契約・口コミ発生
ステップ2:単価を上げる準備をする

月5万円から月10万円に進むのに必要なのは、客数を倍にすることではなく、単価を1.5〜2倍に上げてリピート率を整えることです。客数を倍にしようとすると作業時間が2倍になり、本業との両立が崩れます。単価を上げるためには、料金表の作り直し、お客様の声の整理、ビフォー・アフター事例のサイト掲載が必要です。

30代後半・元金融機関勤務の岡部さん(仮名)は、月5万円で半年止まっていた状態から、料金を3,000円→8,000円に変更し、サイトに具体的な事例を3件掲載しました。客数は微減しましたが売上は月12万円に到達。単価アップの準備は、お客様への提供価値の言語化と一致して進むのが特徴です。

ステップ3:リピート率を上げる仕組みを作る
リピート率を高める具体策

  • サービス終了後にフォローアップメールを必ず送る
  • 「次回ご利用時の特典」より「次の課題への提案」を出す
  • 季節の節目に近況確認のメッセージを送る
  • お客様の声を文書化してプロフィールに掲載する

月10万円の壁は、新規集客の問題ではなく、すでに買ってくれた人を逃しているケースが多いものです。既存のお客様1人を2回、できれば3回以上つなげる仕組みを作ると、新規集客の労力は半分以下で済みます

ステップ4:本業の時間を減らす検討に入る

月10万円が安定してきたら、本業の時間配分を見直す段階に入ります。在職中の人は会社の時短勤務制度・育休制度・有給の取り方など、使える制度が意外とあります。月10万円が見えた段階で「次の半年で月20万円を目指す環境設計」をすると、独立判断のタイミングが具体的に見えてきます。

月10万円を稼いだら会社を辞めていい? 独立タイミングの判断基準は?
● 質問 在職中に月10万円の起業準備収入が出るようになりました。周りから「もう辞めていいんじゃないか」と言わ

月10万円の壁は、努力の量ではなく「次のステージの戦い方」に切り替えるサインです。単価とリピートを順に整えれば、半年で乗り越えられる壁になります。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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