起業準備の作業時間を朝晩30分に区切るのと、休日にまとめてやるのは、どちらが続きますか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

会社員のまま起業準備を始めるとき、平日の朝晩で30分ずつ進めるのと、土日にまとめて4〜5時間作業するのとでは、どちらが続きやすくて成果が出やすいのでしょうか。

両方試してみてもうまくいかないので、判断軸を教えてください。

起業前質問集

● 回答

厚生労働省の調査では、起業準備を始めた人の継続率は半年時点で約3割、1年時点で約2割と言われています(推計)。続けられない人の最大の理由は「時間の使い方」ではなく、習慣化のメカニズムを誤解していることです。

続く時間配分のメカニズム:筋トレと同じ

拙著『起業神100則』に「筋トレのように始める」という考え方があります。昨日より少し多く積む、というシンプルな習慣化メタファーです。毎日30分積む人と、週末4時間まとめる人を比較すると、続いているのは前者が圧倒的です。

朝晩30分が続く理由

  • 毎日同じ時間に同じ動作をすると、脳が「考えずに動く」ようになる
  • 30分は意志力の消耗が少なく、自我消耗を起こしにくい
  • 「今日できなかったから明日まとめてやる」が生まれにくい
  • 続けていると、家族や同居人もリズムを認識してくれる
週末まとめての落とし穴

週末まとめて作業する形は、最初の数週間は進捗が見えやすいので順調に思えます。けれど、本業が忙しい週・冠婚葬祭がある週・体調を崩した週があると、丸ごと1週間ゼロになるのが特徴です。月4回のうち2回が飛ぶと、進捗は半減し、モチベーションも一気に落ちます。

週末まとめてが失敗するパターン

  • 本業で残業続き→週末は疲れて何もできない
  • 家族の予定と重なる→「来週やればいい」と先送り
  • 4時間を確保するハードルが高く始められない
  • 週末作業を2週連続休んだ瞬間に「もういいや」になる
朝晩30分の具体的な配分例

40代後半・大手IT企業に勤めている佐久間さん(仮名)は、子育てで土日が使えない状況でした。朝5時半〜6時の30分でブログ執筆、夜21時30分〜22時の30分でSNS投稿と返信、というルーティンを24ヶ月続けたところ、月収5万円の起業準備に到達しました。1日1時間というミクロ時間軸でも、24ヶ月で720時間。これだけあれば、ほとんどの起業準備ジャンルで結果は出ます。

朝晩30分を定着させるコツ

  • 朝晩それぞれ「やる作業」を固定する(朝=執筆/夜=SNS等)
  • 30分タイマーを毎回必ずセットする
  • 週末はあえて休む日を設けて翌週の余白を作る
  • 進捗を月1回振り返り、続ける/止めるの判断基準を持つ

「やる気のある日にまとめて4時間」より「やる気がなくても毎日30分」が、起業準備の世界では確実に勝ちます。会社員のまま続けるためには、自分の意志力に頼らない仕組みのほうが結果に直結するのです。

平日の「朝」と「夜」、起業準備に向いているのはどちらですか?
● 質問 平日は帰りが遅くて夜しか時間がないのですが、朝の方がいいと聞いて迷っています。起業準備は朝と夜、どち

続けることそのものが、起業準備で最も難しい競技です。30分という小さな単位で習慣を作れば、24ヶ月後の景色は確実に変わっています。


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

起業アイデア診断
【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!

【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!

ポイント この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます!