記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
会社員として50代後半、奥さんに黙って起業準備を進めてきましたが、教材費の出費がバレて喧嘩になりました。家族との関係を立て直す方法はあるでしょうか?

● 回答
起業18フォーラムの会員Sさんは、奥様に黙って準備を始めて3ヶ月後に発覚しました。同じパターンの相談は、起業18フォーラムには毎月のように届きます。
日本政策金融公庫『2024年度 起業と起業意識に関する調査』によると、配偶者の収入を世帯収入に組み込んでいる割合は、起業関心層で41.3%。配偶者と家計を分けたまま起業準備を進めることが、関係を悪化させる最大の原因です。
支援現場でよく見るのは、教材費・セミナー代・ツール代を月5〜10万円使い続けたことが、年末の家計確認で発覚するパターンです。
- クレジットカード明細を伏せて教材費を払い続ける
- 「資格取得のための勉強」と説明をぼかして時間を使う
- 収入が出ていないことを家族に伝えない
これらは黙って動こうとした結果、家族からの信頼を一度に失う動線になります。家計の透明性が崩れた瞬間に、起業準備の正当性も同時に崩れます。
立て直しは、4ステップで動きます。
- 過去の出費を全て洗い出して奥様に共有(出してきた金額・教材名・期間)
- これからの予算枠を月次で奥様と一緒に決める(教材費は月◯万円までなど)
- 毎月の収支を月初に夫婦でレビューする時間を15分作る
- 収入が出始めたら、その金額をオープンにして家計に組み込む
拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』に「家族はドリームキラーではなく、最初の応援団になる」という章があります。応援団になってもらう前提条件は、家計の透明性です。
会員Sさん(50代後半男性・大手電機メーカー部長・本業月収65万円・妻は専業主婦・大学生の子2人)は、教材費の累計が25万円を超えた時点で奥様にバレ、2週間口を聞いてもらえない状況になりました。
自己流の隠れ準備が破綻した状態で起業18フォーラムに参加し、勉強会で「月次家計シェア表」と出会います。過去の出費をすべて開示し、月の起業準備費を2万円までに圧縮。月次レビューを夫婦で続けた結果、14ヶ月目に「メーカー営業向けマネジメント研修」のモニター契約2件・月収6万円。20ヶ月目で月18万円の継続体制に到達し、奥様も応援側に回りました。
今夜、奥様に過去24ヶ月分のクレジット明細を全て見せてください。隠した分が大きいほど、開示した瞬間の信頼回復は速くなります。
月次家計シェアは家計の見える化だけでなく、起業準備の進捗を共有する仕組みにもなります。月初15分のレビューが定着すれば、奥様は「敵」ではなく「最初の壁打ち相手」に変わります。
来週中に夫婦で「起業準備の月予算」を一緒に決めてください。いくらまでなら使ってよいかを言葉にすると、隠す動機がなくなります。

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