兼業解禁が広がる中、まず何から動けばよいですか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

勤務先の就業規則が改定されて、社外活動に関する制限が緩和されました。会社員の同僚たちもじわじわ動き始めているのですが、自分は何から手を付けたらよいのか分からず3ヶ月止まっています。

最初の一歩はどう設計すればよいでしょうか?

起業前質問集

● 回答

ラッコキーワードの実測データを見ると「兼業解禁」関連の検索が会社員のあいだで月間480件にのぼっています。同じように「自分も動きたいけれど止まっている」と感じている方が、それだけ存在するということです。厚生労働省は2018年に兼業推進のためのガイドラインを策定し、2022年には労働時間管理や情報開示について改訂を加えました。

法制度の整備は進んでいるものの、「動ける環境」と「動ける自分」のあいだには、もう一段階の準備が必要です。この段差でつまずく方に共通のパターンがあります。

動けないまま3ヶ月が過ぎる典型パターン

  • 就業規則の確認だけで満足し具体行動に進まない
  • 起業準備セミナーの情報収集だけで時間が溶ける
  • 「家族に話してから」と先送りしているうち気力が尽きる
  • 2時間まとまった時間を待ち続け平日が空白で終わる

拙著『会社を辞めずに朝晩30分からはじめる起業』の「朝晩30分」は、この止まり方を解決するために設計された時間管理の考え方です。私がこれまで6万人を超える会社員の方々を見てきた中で、最初に挫折する人の多くは「2時間まとめて取れる夜」を待ち続けて、結局1週間動けないまま終わっています。朝の30分は「自分のスキル棚卸し」、夜の30分は「知り合いへの30分ヒアリング依頼メッセージ」と用途を分けると、それぞれの作業が薄まりません。

「朝晩30分の固定枠を確保する」という1点を、今夜カレンダーに入れることから始めてください

解禁時代の会社員が今週やる3つ

  • 就業規則の兼業・起業関連条項の正確な読み込み
  • 朝晩30分の固定枠をカレンダーに登録
  • 知人3名に「現場で困っていること」のヒアリング依頼

解禁が広がる時代の有利さは、最初の朝晩30分を確保した人にだけ手応えとして返ってきます。今夜の30分から、最初の予定を入れてみてください。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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