記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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「ココナラに登録したものの、3ヶ月たっても1件の依頼も来ない」。会員さんから届く相談で多いケースです。
私のこれまでの起業支援の経験では、ココナラは在職中の会社員が起業準備の最初の一歩を踏み出すのに適したサービスの1つです。ただ、登録すれば自動的に売れるサービスではありません。出品の設計と最初の客に出会う動き方を理解しないと、どれだけ時間をかけても結果は出ないのです。
株式会社ココナラが提供するスキル販売プラットフォーム「ココナラ」を、会社員のまま起業準備に活かす全体像を整理します。
ココナラを起業準備に活かす全体像

ココナラは、自分のスキル・経験・知識を商品として出品し、購入者と直接やり取りして納品するスキル販売の場です。デザイン・ライティング・ITサポート・占い・ビジネス相談など、幅広いカテゴリで20万件超の出品があります。登録自体は無料で、出品後に取引が成立して初めて手数料が発生する仕組みのため、在職中の起業準備で「まず売る経験を積む」入口として機能します。
手数料は通常サービス(テキストチャット・納品データ)が販売価格の22%(税込)、ビデオチャットサービスが27.5%(税込)です。手数料の高さで敬遠する声もありますが、集客・決済・トラブル対応の仕組みをまるごと借りられると考えると、最初の数件を作る場としては理にかなった水準です。
拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』に「ひとりの客をつかまえれば9割成功」という考え方が出てきます。起業準備で最も難しいのは、二人目・三人目を集めることではなく、ゼロから一人目に出会うことです。ココナラはその「最初の一人目」に出会いやすい場として、在職会社員と相性が良いのです。
ココナラが向いている人・向いていない人

ココナラは万能のサービスではありません。会員さんの動き方を見ていると、向いているタイプとそうでないタイプがはっきり分かれます。
- 会社員のスキル(業務効率化・資料作成・翻訳・コーディング等)を商品化したい人
- 初対面の人とテキスト中心でやり取りすることに抵抗がない人
- 最初は単価より「納品実績」を優先して動ける人
- 自分のサービスを言語化して文章で説明できる人
- 納期・連絡をきっちり守れる人
- 顔出し・対面でのコンサルティングに強みがある人
- 地域密着型のサービスを提供したい人
- 自分の名前と肩書きでブランドを作りたい段階に入っている人
- 納品物より「関係性の積み上げ」を商品にしたい人
向いていないタイプの方は、ココナラから始めるのではなく、地元のコミュニティやLinkedIn・名刺交換会から動いた方が速い結果が出ます。無理に登録して反応がないことに落ち込むより、自分の特性に合う場を選ぶほうが起業準備全体の進度は上がります。
ココナラで成果が出る人の3つの共通点

会員さんでココナラから月5万円・10万円と継続的な売上を出している方々を観察すると、3つの共通点が見えてきます。
共通点1:商品名で「誰の何の悩みを解決するか」が一目で伝わる
「Excel関数で業務効率化します」ではなく「中小企業の経理担当者向け:手作業で2時間かかる月次集計を15分に短縮するExcelシート作成」のように、ターゲットと価値を商品名に詰め込んでいます。検索結果の一覧で読者の目を止められるかどうかが最初の関門です。
共通点2:最初の3件はモニター価格で受ける
市場相場の半額以下でモニター募集をして、まず「評価」を3件以上集めることに集中しています。評価ゼロの出品者と評価10件超の出品者では、検索表示順位も問い合わせ率も2倍以上違います。最初は赤字でも構わないと割り切って、評価獲得を優先しているのです。
共通点3:納品時に「次の依頼」の提案を添える
納品物を渡して終わりではなく、「もし運用していて◯◯の場面が出てきたら、こんなサポートもできます」と次の依頼の余地を一文添えています。継続注文の半数以上はこの一文から生まれています。
自己流から起業18フォーラム参加で結果が変わった会員さんの実例

起業18フォーラムにいた木村さん(仮名・30代後半・男性・大手メーカーの経理職・妻と幼児1人)は、最初は独学でココナラに登録しました。Excel関数のスキルを活かしてサービスを5つ出品したものの、3ヶ月たっても問い合わせはゼロ。値下げしてもダメで、自信を失いかけていたのです。
転機は起業18フォーラム参加でした。勉強会で「ひとりの客をつかまえれば9割成功」という考え方に出会い、出品の作り方を根本から見直しました。スキル一般を売るのをやめて「中小企業の経理向けの月次集計自動化シート作成」という具体的なターゲットに絞り、最初の3件はモニター価格1,500円で募集しました。
結果、4ヶ月目に最初の評価を3件獲得。検索表示順位が上がり、5ヶ月目から通常価格8,000円に戻しても安定して問い合わせが入るようになりました。現在は会社員のまま14ヶ月目、月収99万円のスキル販売収入を継続しており、来年の独立準備として法人化も検討中です。
ココナラと組み合わせて効果が倍増する3つの行動
ココナラ単体で完結させようとすると、価格競争に巻き込まれて消耗します。会員さんで安定して伸びている方は、必ず3つの補完行動を並行しています。
- noteかLinkedInで「自分の専門分野」の発信を月2本以上続ける
- ココナラで知り合った購入者に、納品後1ヶ月以内に「困っていることありませんか?」と1往復だけ連絡する
- 3ヶ月に1度、出品ページを全面リライトして商品名・写真・説明文を磨き込む
ココナラを「自分の名刺代わり」として位置づけ、外部発信と組み合わせると、ココナラ経由の問い合わせが3ヶ月で1.5倍前後になる会員さんが多いのが実感です。プラットフォーム単体に依存せず、自分の発信基盤と並走させる発想が大事になります。
起業18フォーラムでは、ココナラ以外のプラットフォーム選択や出品設計の相談も会員間で活発に行われています。在職中の起業準備でプラットフォーム活用に迷っている方は、コミュニティの知見を借りる選択肢もあります。

登録した日から1ヶ月以内に、まず3件のモニター価格出品を試してみてください。問い合わせがゼロでも、出品ページを書いた経験そのものが、後の発信や営業文に効いてきます。
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