記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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得意なことが2つも3つもあって、どれを起業テーマにすればよいのかが絞り込めません。複数の強みがある場合、最初に売る商品はどうやって決めればいいのでしょうか?
起業準備を進めたいのに、選べないまま半年が過ぎてしまいました。

● 回答
「得意なことが複数ある」という状況は、一見恵まれているように見えて、実は選択の迷宮に入り込みやすい状態です。最初に整理すべきことは、「どの得意が一番好きか」ではなく、「どの得意に、お金を払ってでも解決したい問題を抱えている人がいるか」です。
日本政策金融公庫「2023年度新規開業実態調査」によると、起業前の平均準備期間は約3年にのぼります。「何を商品にするか」の検討に時間がかかりやすい実態が、この数字によく表れています。迷いが長くなるほど機会は遠ざかります。
起業18フォーラムにいらした川島さん(仮名・38歳・メーカー勤務)も同じ状況でした。「プレゼン資料作成」と「Excelマクロ」の両方が得意で、本人はExcelの方が好きでしたが、話を聞くなかで「周囲から頼まれるのはプレゼンの方が圧倒的に多い」という事実が浮かびあがってきました。「頼まれる=需要がある」と気づいてプレゼン指導を商品化し、最初のお客様を獲得することができました。
- 「頼まれた回数が多い方」を最初の商品候補にする
- 「お金を払って解決したい人がいるか」で絞り込む
- 好き<需要のある得意を優先する
- 「迷ったまま動かない」状態が最も機会を失わせる
- 「好き」だけで選ぶと市場ニーズと合わないリスクがある
- 「完璧な商品を作ってから出す」という発想を手放す
強みとは「自分が意識せずにやっていること」の中にあります。複数の得意から最初の1つを選ぶ際は、「これで起業する」と固く決めるのではなく、「まずこれで実験する」という感覚で選ぶと動きやすくなります。
最初の商品が正解かどうかは、売ってみるまでわかりません。 最初の1人に価値を届けてみて、フィードバックをもらいながら磨いていく。それが会社員のまま起業準備を進める最も現実的なやり方です。まずは今夜、「頼まれた回数が多い得意」を1つだけ書き出してみてください。それが最初の商品の候補になります。

迷っているうちに時間だけが過ぎていく。そう感じているかたこそ、今夜1つだけ書き出すところから始めてみてください。あきらめさえしなければ、道は必ず拓けます。
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