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● 質問
私は読書が大好きで、いつも図書館やTSUTAYAさんを利用しています。紙の本をカフェで読んでいるのが一番落ち着きますし、知識が増えていく感覚がとても心地よいです。
好きなことで起業と考えた時に、本屋さん以外頭に浮かびません。
今の時代、本屋さんは難しいでしょうか?
● 回答
いわゆる昔ながらの店舗型本屋さんは、下り坂マーケットであることは間違いありません。ですが、本気で工夫すれば、天狼院書店のような特色のある本屋さんが、成功を収めている例もあります。
本屋さんを取り巻く環境
電子書籍が普及しています。情報を得られることは同じ、場所も取らずに持ち運びも簡単、コストも安い。普及しない理由が見当たりません。紙の本が好きな人も根強くいるのですが、質問者様のように図書館で借りる人、古本を買う人、しかもアマゾンなどでオンラインで買う人が多くなり、新品の本を売る書店さんは苦しくなる一方です。
この記事を書いている時点では、まだ書籍の流通は本屋さんがメインです。しかし電子に逆転されるのは目に見えている未来です。本屋さんは価格も均一ですし差別化も難しい業態です。仕入れのシステムも決まっており、取次会社(問屋のようなもの)を通して仕入れなければならないため、高額なマージンを払わなければならないことも経営を難しくしています。
本屋さんのための集客アイデア
厳しい経営環境に置かれている本屋ですが、成功を収めている本屋もあります。
インスタ映えする本屋さん
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEでは、コテージセレクトという、女性に特化したコーナーを設けています。夫婦の関係や性の悩みなど、女性視点の本のほか、かわいらしい花や雑貨などがそろう空間作りで女性客を集めています。撮影スポットを設けていることも特徴的です。Instagramを利用している女性を意識した店舗デザインによりSNSでの露出を増やし、集客につなげているのです。
自分で本屋さんを持てる「ブックマンション」
ブックマンションは、いわゆる場所貸し。本棚を借りて自分の好きな本を売ることができるという、新しいビジネスです。生活のために本屋さんを経営するのではなく、自分の好きな本を紹介したいというモチベーションなのかもしれません。
天狼院書店の集客アイデア
天狼院書店は、本を売るだけではなく、その先にある体験も提供している本屋さんです。天狼院書店が提供しているのは「READING LIFE」というまったく新しいライフスタイル。これまでの本屋さんとは異なり、店舗は本屋さんですが、置かれている本はわずか。ホームページを見ると、ほとんどイベント会社、スキルアップ教室のようです。
異業種とのコラボを考える
最近は、カフェが併設されている本屋さんをよく見かけるようになりました。これから本屋さんを開くのであれば、異業種とのコラボは必須だろうと思います。「コインランドリー+本屋」などもあり得ますし、Chaptersのような「出会い+本屋」などのコンセプトも面白いですね。
まとめ
今から本屋さんを始めるなら、ただの本屋さんでは厳しいでしょう。差別化する要素を見つける必要があります。
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