新規事業をヒットさせる人が常にチェックしている情報とは?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

次に流行るビジネスを見極めるには、何をチェックしていればよいのですか?
 

起業前質問集
 

● 回答

まず一つは「法改正」です。新しい法律ができる場合も同じです。法律ができると、ビジネスに大きく影響します。世の中の環境が変わります。新しいビジネスが生まれ、古くて対応できないビジネスは衰退します。

法律を追いかけていると、次のトレンドが見えてくることが多いです。だからこそ、業界団体の人々は、選挙で影響力を示そうとされるわけですし、当然のことですね。

例えば、過去の事例で言えば、2015/10/15付けの日経速報ニュースに「外国人の創業しやすく 福岡市、特区活用で在留要件緩和」という記事が掲載されていました。記事によると、起業する外国人を受け入れやすくする新事業計画が始まるとのことでした。

これまで、起業する外国人が日本に滞在しようと思った時には、入国時点で2人以上の常勤職員の雇用が義務付けられていました。これは結構大変なことです。このようなことが規制緩和されていくことで、新しいビジネスがたくさん生まれるでしょうし、衰退するビジネスもあると思われます。

競争が激しくなるビジネスは、捉えようにもよりますが、例えば、語学ビジネスは競争が激しくなるかもしれません。ハラール関係のビジネスもさらに競争が増すでしょう。貿易系も輸入商社は新たな競合が現れるかもしれません。どのようなことが起こるのかはもう少し見て見極めないとわかりませんが、変化は必ず起こります。

逆にチャンスを得るビジネスは、例えば電話秘書、電話代行会社です。代表電話からの第一報は、日本人が受けるという新たな価値観が生まれる可能性もあります。代表電話がカタコトの日本語で「え?」なんて言っていては、取引先が不安になってしまいますからね。
 

ポイント その他のチェックポイント

起業家の情報源は?

売れるビジネス
 

法規制だけでなく、業界大手が新たに打ち出す新基軸も重要なファクターです。情報や物流、お金の流れを一変させる可能性すらあります。例えば、今までの大きな変化といえばインターネットであり、スマホであり、今やポケットベルを使っている人がいないように、ビジネスは大きく変化しています。

また、大企業が工場を閉鎖したり移転したりするだけで、ぶら下がっている中小企業は大騒ぎになります。

世の中の流れがどのように進んでいるのか、それは「法」と「大企業」を見ればわかります。この2つをウォッチしているだけで、来年自分がどの様に動けるのか、わかることがたくさんあります。

もっとわかりやすいもので言えば、次に放送されるドラマ、ブームになる小説なども影響しますね。かつて冬のソナタのロケ地が大ブレイクしたように。。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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